Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

岡山電気軌道 岡山空港リムジンバス

$
0
0
岡山電気軌道 岡山空港リムジンバス
岡山空港発

2015年10月の乗車記です。メモを取らなかったのと、記憶が薄れてきたのとで、写真中心の内容ですが、雰囲気だけでもお楽しみ下さいませ。



羽田空港から、飛行機で岡山空港に到着しました。岡山駅へ移動するため、リムジンバスのりばに向かいます。規制緩和により、一時は中鉄バスと岡電バスの競合状態になった岡山空港~岡山駅間のリムジンバス。今回、私を出迎えてくれたのはオレンジ色の岡電バスでした。(※現在は競合ではなく共同運行です)



書くまでもありませんが、ボディも車内も、水戸岡鋭治さん(岡山県出身)のデザインです。



車内の荷物置き場は木製。



無機質な運賃箱も、このようにデザインされると、心なしか温かみを感じてくるのが不思議です。



デザインだけではなく、機能面だって抜け目ありません。座席下にはコンセントが設置されていました。



さてさて、乗客が集まり、リムジンバス「特急 岡山駅行き」は岡山空港を発車しました。

私のような関東人からすると、西工のC型高速車に乗ると、どうしても日産ディーゼルのイメージで見てしまうのですが、この車両は三菱ふそうのMS8型エアロバスです。

うん、乗り心地は確かに”ふそう”(^^)

目隠しをして乗せられたら、気が付くかどうかはわかりませんが(笑)



高速道路は走行せず、一般道のみで岡山駅へと向かいます。

一つ、気が付いたのが、バスの運転手さんはブレーキ操作に物凄く気を使っていました。

赤信号などの停車時に、ブレーキを踏んで停車させず、じわじわとブレーキを抜きながら停車させるのです。もっとも、自動車運転免許を持っていれば、誰もがこのような運転方を自然としていると思いますが、今回の乗車では、ブレーキの抜き加減が半端ありませんでした。完全停止時に、衝動は全くありません。たまたま運転手さんが気を使う方だったのか、会社がそのように指導しているのかはわかりませんが、「乗り心地の良い運転をする」という意識が伝わってくるようでした。



空港から約30分で、終点の岡山駅に到着しました。西口の新しいバスターミナルで降車です。



最後になりますが、全国的に地方空港のリムジンバスは、地域や事業者によって、力の入れ具合に温度差を感じたりもします。貸切落ちした経年車をそのままリムジンバスに転用したようなケースもあれば、新車を入れたり、デザインやサービス、利便性にこだわりを感じるケースもあります。

実際、空港リムジンバスは飛行機に乗る人を主なターゲットにしたバスなので、競合でもしなければ、力を入れても入れなくても乗客数にそう変わりはないと思いますが、その都市を訪れた旅行者の立場からすると、何か印象に残るものがあると、より満足度が上がるのではないかと思いました。

「地方創生」を目標とし、大都市から地方都市へと、人や経済をまわそうとするならば、その両方を繋ぐ役割のリムジンバスに何か出来る事はないでしょうか。

今回、ハード面も、ソフト面も、力の入った岡電のリムジンバスに乗車して、「うん、そうだよね」と腑に落ちた印象を持ちました。

(個人的には、趣味的に面白いバスに乗りたいので、経年車でニッコリ♪の時もあります(^^))

<撮影2015年10月>

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

Trending Articles