埼玉県本庄市の停留所、本庄沼和田と沼和田です。
JRバス関東が運行する高速バス「新宿~本庄・伊勢崎線」と、国際十王交通の一般路線「本庄早稲田駅・本庄駅~伊勢崎駅線」が発着します。
発着するJRバス関東と国際十王交通で停留所名が異なります。
JRバス関東は「本庄沼和田」。
国際十王交通は「沼和田」です。
2017年5月現在、国際十王交通(伊勢崎方面)の時刻表を見てみましょう。
毎時2~3便が運行されており、それなりの頻度でバスが発着するのがわかります。この路線が結ぶ、本庄市(埼玉)~伊勢崎市(群馬)間は、利根川という大きな河川で隔てられていますが、比較的距離が短く、バスが鉄道をショートカットする役割をしています。
本庄沼和田・沼和田の全景です。国道沿いの停留所といった感じ。
周辺を見回してみましたが、ランドマークになる施設は、コンビニ位しか見つけられませんでした。
そんな本庄沼和田・沼和田を、何故にブログで紹介するのか???
それは、本庄沼和田が、バスタ新宿(東京都渋谷区)にとって、極めて重要な意味を持つ停留所だからです。
発着便数、発着停車場数、運行事業者数が日本一を誇るバスターミナル「バスタ新宿」は、全国39都府県の都市へとネットワークを結んでいます。物理的に道路の繋がっていない「北海道」と「沖縄県」、距離が遠く離れた九州の「佐賀県」「長崎県」「熊本県」「大分県」「宮崎県」「鹿児島県」以外の都道府県へバスで行く事が出来ます。
つまり、バスタ新宿から、バスで行ける距離の都府県には、全て行く事が出来るのです(←ココ重要)
ちなみに、バスタ新宿から行ける「埼玉県」の停留所は、この本庄沼和田のみ!
他の都道府県は、駅だったり、空港だったり、テーマパークだったりと、ランドマークとなる停留所に発着していますが、埼玉県だけが、地元住民でないと使わないような場所に停留所がありました。
でも、この本庄沼和田がなかったら、「バスタ新宿」の勢力図に、ポッカリと空白が出来てしまいます。39都府県と胸を張れるのは、本庄沼和田の存在があるからです。
高速バスが本庄沼和田を発車しました。高架を上がり、利根川を渡ると、もうそこは群馬県。本当にギリギリ埼玉県といった場所でした。
※おことわり:埼玉県~バスタ新宿経由~〇〇という高速バスは多く存在しますが、バスタ新宿~埼玉県間のみの乗車は出来ない事から、JRバス関東の「新宿~本庄・伊勢崎線」が埼玉県唯一とさせていただきました。
<撮影2017年5月>