鹿児島県鹿児島市桜島にある、桜島港です。
鹿児島港~桜島港間を約15分で結ぶ「桜島フェリー」の桜島側ターミナルで、1階にバスターミナルが設けられ、鹿児島市営バス、三州自動車が発着します。
桜島について簡単に説明すると、鹿児島市街地から約4Km離れた錦江湾の島で、世界有数の活火山としても知られています。かつては文字通り、海に浮かぶ島でしたが、大正時代の噴火により海が埋められて大隅半島と地続きになりました。船を使わずに渡れるようになりましたが、今でも市街地と桜島とを移動する場合は、距離的にも時間的にもフェリーを利用するのが便利です。
1番のりばで発車を待つ、鹿児島市営バス。主に桜島の北側を担当します。
のりばは3つ。
手前が1番のりば、奥が2番のりば、裏側に3番のりばがあります。
1番のりば。
のりばの脇にあるのは待合所。
鹿児島市営バスの窓口。
2番のりば。停車しているのは 桜島西側を周遊運行する「アイランドビュー」です。
裏側の3番のりば。
鹿児島市営バスの定期観光バスが停車していました。鹿児島中央駅が始発で、フェリーに航送されて桜島にやってきますが、桜島港からでも乗車出来ます。
こちらは三州自動車。桜島の南側を担当します。
以前は乗車ホームがもう1面あって、三州自動車が発着していましたが、工事により閉鎖。現在は三州自動車も鹿児島市営バスと同じホームから発着します。
さて、2階へ上がり、桜島フェリーのターミナルを見てみます。
こちらは窓口。フェリーの定期券や回数券などが購入できます。
フェリーの待合室。
桜島フェリーの時刻表。日中は15分間隔で、なんと深夜早朝を含めて24時間運行を行っています。緊急自動車を航送する事もあるとか。
バスナビならぬ、フェリーナビ。
フェリーの現在地を表示するモニターがありました。
フェリーの改札口です。原則として運賃の収受は鹿児島港ではなく、この桜島港で行います。
運賃は、片道160円。改札口には両替機が設置されていました。3台という台数から、利用者の多さがうかがい知れます。
ちなみに、桜島フェリーは鹿児島市の船舶事業です。島民の生活航路としての役割はもちろん、観光の役割も担っています。
ターミナルの南側では工事が行われていました。老朽化したフェリーターミナルを建て替える工事で、平成29年度中に供用を開始する予定です。
フェリーターミナルが新しくなるという事は、バスターミナルにも変化があるかもしれません。
フェリーとバスの結節点、桜島港のターミナルでした。
<撮影2017年3月>