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鹿児島市交通局 サクラジマ アイランドビュー

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鹿児島市交通局 サクラジマ アイランドビュー
桜島港14時25分発



鹿児島港からフェリーで約15分。桜島港に到着しました。これから乗車するのは、桜島の西側をバスで周遊する、桜島港~湯之平展望所循環バス「サクラジマ アイランドビュー」です。フェリーターミナル1階にあるバスターミナルに向かうと、アイランドビューに乗車する旅客が長い列を作っていました。見たところ、インバウンドの旅行客が多いようです。窓口で1日乗車券を購入し、バスを撮影して列の最後尾に並びました。

本来は小型バス「ポンチョ」で運行する路線ですが、私が乗車した時は中型バス「レインボー2」が運用に入っていました。どう見ても「ポンチョ」では乗り切れない乗客数。中型車で正解です。

14時25分。満員の乗客を乗せて出発。周遊観光の始まりです。



いくつかの停留所を経由して、14時30分に鳥島展望所に到着。発車時刻は5分後なのを確認してバスを降りました。

停留所脇の階段を登り、展望所へ。ここはかつて鳥島という島でしたが、大正時代の大噴火で桜島と地続きになりました。溶岩に飲み込まれてから約100年。今は主にクロマツの木が群生して大地を緑色に染めています。



桜島の頂は、天候が悪くてよく見えませんでした。残念。

他の観光客と一緒になって階段を降りると、バスの車外スピーカーから運転手さんの英語が聞こえてきました。

「ラスト!ワンミニッツ!!」

あと1分で発車です。ギリギリになってしまいました。



次の停留所は赤水展望広場。14時37分に到着しました。発車は8分後です。



対岸の鹿児島市街地が見えました。結構近くなんですね。

時間になったのでバスに戻ります。



赤水展望広場を発車。その後はぐんぐんと標高を上げていきます。



15時00分、湯之平展望所に到着。ここが最後の見学エリアです。発車は15分後。



湯之平展望所は、入山可能な場所で一番標高の高い展望所です。隣にはJR九州バスの定期観光バスが停車していました。



晴れていれば、雄大な景色が見られるのでしょう。



こういう表示を見ると、活きている火山なのだと実感します。



15時15分、バスは発車しました。あとは桜島港に戻るだけです。

さて、上の画像を見て違和感を感じませんか。周遊観光なのに、何故に整理券番号と運賃の表示があるのか。

実は、これまで3箇所で行っていた降車観光は途中休憩ではありません。単純にバスの降車と乗車を繰り返していたのです。乗車前に1日乗車券を購入したのはこのためで、1日乗車券がなければ、毎回整理券を取り、降車時に精算を繰り返す事になります。もっとも、このような乗り方をしている方は見られず、全員が1日乗車券を利用しているようでした。バスの運行は1時間間隔なので、気にいった観光地があればバスを1台見送り、時間をかけて観光を楽しむ事も出来ます。



主に桜島の北側を担当する市営バスの地域路線とすれ違いました。今回は西側しか観光できなかったので、いつか乗車してみたいです。



終点の桜島港に到着。1周約60分の路線バスの旅でした。

天候は残念でしたが、それなりに雰囲気は楽しめました。いわゆる一般路線バスの形態で観光周遊をするアイランドビュー。なかなか興味深いバスでした。

<撮影2017年3月>

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