２０１８年度の完成が予定されている、首都高速３号渋谷線の渋谷入口（下り）新設工事を見てきました。
日本の大動脈である「東名高速道路」と、東京都心とを繋いでいる「首都高速３号渋谷線」（谷町ＪＣＴ～用賀）は、１１．７ｋｍという路線長を持ちながらも、これまで下り線には「池尻」の一カ所しか流入出来る入口がありませんでした。そこで、渋滞の緩和や利便性の向上といった、首都高速３号線全体の機能強化を目的に、渋谷入口（下り）の新設工事が進められています。
渋谷駅から都心側へ約５００ｍ離れた渋谷二丁目交差点。ここが工事を行っている場所です。
上り線の出口は開業当初から設けられているので、今回の工事は下り線にも同様のスロープが造られる事になります。
現行の「池尻」から流入する経路では、東名高速方面には行けますが、大橋ＪＣＴを過ぎた場所なのでＣ２中央環状線には入れません。
ここから３号渋谷線に流入出来れば、Ｃ２中央環状線を南下して湾岸線・羽田空港方面や、北上して中央道・東北道方面へ、行く事も出来ます。
言い換えれば、渋谷駅から渋谷二丁目交差点まで向かい、転回して首都高に乗れば、渋谷からＣ２中央環状線が便利になります。
合流部の橋脚が姿を現していました。
渋谷駅からみたところ。
完成すれば、渋谷駅の手前で首都高に流入出来るので、渋谷駅周辺の渋滞緩和にも繋がりそうです。
工事期間は「平成３１年２月２８日まで」と記載されています。
具体的な供用開始日は発表されていませんが、順調に工事が進めば、２０１９年３月には開通するのではないでしょうか（個人的予想）。
渋谷駅を発着するリムジンバスや高速バスにも経路の変化があるのか、気になるところです。