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・さようなら東野交通

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栃木県を代表するバス事業者、関東自動車と東野交通は、2018年10月1日に経営統合を行います。

あくまで対等な合併ですが、合併手続きをスムーズに遂行するために吸収という形式を選択し、存続会社は関東自動車と決定。その結果、2018年9月30日を最後に東野交通は歴史の幕を閉じる事になりました。



最後に東野交通を訪問してきました。まずはJR宇都宮駅で撮影開始。

現在は「みちのりグループ」に所属している東野交通ですが、2016年まで「東武グループ」だった事もあり、東武グループカラーのバスを多く見かけます。



こちらは東野交通のベテラン、三菱ふそうエアロスター。



このボディには不釣り合いな位に、ピカピカのナンバープレートを装着しています。

元々の登録は、栃木22う・940でしたが、宇都宮230あ9940に再登録。どうやら合併により、ナンバーが被る車の再登録を行った模様です。高速車のナンバーも「・108」で被りまくっていますが、こちらも再登録が行われているとか。



宇都宮東武で撮影した、857のエアロスターはナンバーが被らないのか、再登録は行われていませんでした。



お名残乗車で、真岡まで1往復。やって来たのは中型のエアロミディでした。



合併後も、現在の路線はそのまま維持されますが、この究極にややこしい停留所名称は変更が行われます。

東野交通だと「真岡市役所前」、関東自動車だと「荒町」。

バス事業者によって名称が違うケースは他にも存在しますが、ここはそれ以上にややこしい。

逆に、東野交通が「荒町」だと、関東自動車が「真岡市役所前」になるのです。

つまり、真岡行きだと、東野交通が荒町→真岡市役所前と停車するのに対し、関東自動車は真岡市役所前→荒町と停車します。バスのルートも同じ、停留所の場所も同じ。停留所名称がそれぞれ逆になるだけ。

どうして、こんなあべこべに?!さすがに合併後は関東自動車方式に統一になるそうです。



真岡は、国鉄が第三セクターに転換された街なので、(失礼ながら)大きな都市ではないと思っていましたが、訪れてみると、それなりに大きな街でした。日中は、宇都宮駅へ東野交通が毎時1本、石橋駅へ関東自動車が毎時1本、それぞれ運行しています。真岡鐡道に転換された国鉄真岡線が、人の流動に沿っていなかったという事なのでしょう。南北ではなく、東西の結びつきが強い真岡でした。



JR宇都宮駅に戻り、撮影再開。

東野交通で注目の1041号車がやって来ました!

富士重工の7Eボディに、三菱ふそうMP217エアロスターの組み合わせです。



思わず、宇都宮東武まで乗車してしまいました♪



UDの7Eと違って、三菱ふそうの7Eは、リアのエンジンルームが少し膨らんでいるので判別できます。(画像だとわかりにくいですが・・)



私の東野交通ラスト乗車は、元かなちゅうの1546号車でした。これでJR宇都宮駅まで戻りました。



そうそう、7Eのエアロスターは関東自動車にも存在します。(さすがは地元企業(^^))



東野交通と関東自動車、どちらもMP217が並びました。(10月からは同じ会社になりますね)



みちのりグループのもと、経営統合という新しい道を歩みはじめる東野交通と関東自動車。



東野交通の名はなくなりますが、栃木の足として、益々の発展をお祈りいたします。

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