岡山県真庭市にある、呰部です。
備北バスと、真庭市コミュニティバス「まにわくん」が発着します。
備北バスのバスポール。
この停留所名が読めますか?(私は読めませんでした(^^;))
・・・呰部と書いて、「あざえ」と読みます。
呰部を発着するバスは2種類です。まずは備北バス。
呰部~高梁バスセンター間を、毎日5往復運行しています。(平日のみ呰部~水田下町間の運行もあります)※2018年9月現在
こちらは真庭市のコミュニティバス「まにわくん」の時刻表。
真庭市に含まれる呰部は、2005年3月に周辺の9町村が合併するまで北房町と呼ばれていた地域です。現在の真庭市では市内の交通空白地の交通手段を確保するために、デマンドと定時定路線合わせて32ルートのコミュニティバスを運行しています。呰部を発着する「北房・久世ルート」は幹線に位置づけられ、白ナンバーの有償運送により、路線バス廃止代替の役割を担っています。
真庭市役所から、エンゼルサービスが受託する「まにわくん」が到着しました。
真庭市は、東西に約30km、南北に約50kmの規模を持つ大きな自治体だけに、福祉を目的としたコミュニティバスといえども幹線は長距離を走ります。真庭市役所へは、ここからひたすら国道を走行して約50分の道のり。運賃は大人1乗車200円。営利目的ではあり得ない破格の価格です。
続いて、高梁バスセンターから備北バスが到着しました。
終点の呰部に到着。折り返し、高梁バスセンター行きとなります。
呰部には待合室があります。以前は営業所機能もありました。
今も残る「備北バス 呰部営業所」の表札。
待合室に入りました。
窓口は閉鎖されています。
呰部営業所が存在していた当時の管内路線図。
現在の呰部からは、右下の高梁駅前とか記載された高梁バスセンターへ5便。右上に向かって水田下町(水田新町)へ平日のみ1便を運行しているのみです。
ちなみに「まにわくん」の「北房・久世ルート」は、右上の落合への路線をトレースしており、その先も備北バスのエリアから中鉄北部バスのエリアに移り、真庭市役所へと向かいます。
昔はバス事業者のエリアで路線が切れていましたが、コミュニティバスとなった現在は自治体のエリアで路線が切れるようになりました。
最後に、集落を散策してみました。
新見、落合、高梁と、3方向の道路が集まる旧来の交通の要所。宿場町のような雰囲気を味わえます。
再び呰部に戻りました。
時間帯によっては、備北バスと「まにわくん」を乗り継ぐ事も出来ます。備中高梁駅(伯備線)~美作落合駅(姫新線)が繋がるので、バス旅にも使えそうです。
-追伸-
上の画像にチラリと写っていますが、呰部の車庫内に、元東急バスと、新宿で活躍していた元小田急箱根高速バスの西工が駐車していました。(まさか旅先の岡山で出会うとは思いませんでした(^^))この2台の嫁入り先は、備北バスもしくは中国地方のバス事業者になるのかもしれません。
<撮影2018年9月>