秋晴れのある日、横浜の大さん橋に遊びに行くと、大きなクルーズ船が寄港していました。
このクルーズ船の名は「コーラル・プリンセス」。
バミューダに船籍を持ち、全長294m、全幅32mと、パナマ運河を通過できる最大サイズの豪華客船です。全長294mとは、新幹線で考えると約12両分の長さ。こう考えると、どれだけ大きい客船なのかがわかると思います。
この「コーラル・プリンセス」は、ロサンゼルス~上海、「北太平洋1周ツアー」の途中に、初入港となる横浜港に立ち寄りました。
クルーズ船をまじまじと見たのは初めてですが、まるでマンションのようです(^^)
プールやカジノ、レストラン、シアター、バー・・・なんでもあります。
乗客定員は2000人。乗組員も900人程いるそうですから、高級リゾートホテルが海の上を走る感じでしょうか。
ここはレストランのようです。私はクルーズ船はおろか、長距離フェリーにすら乗船した事がないので、こういった空間で食事をする感覚はわかりませんが、さぞかし楽しい旅が出来るのだろうと、ため息をつくばかり。
見下ろすと、食材の搬入が行われていました。寄港したそれぞれの国でこうやって物資が補給されていくのですね。
さて、このようなクルーズ船が寄港すると、クルーズ船の乗客向けには、シャトルバスが運行される事があります。
シャトルバスには、横浜市交通局の貸切登録車が充当されていました。
「このシャトルバスは、どこへいくのだろう。・・・クルーズ船の乗客は横浜観光でもするのかな?」
ふと、疑問に思い、係員の方に伺ってみました。
すると、返ってきた答えは、桜木町駅へのシャトルバスとの事でした。
「コーラル・プリンセス」が横浜港に入港したのは朝の6時30分。出港するのは深夜23時00分なので、まるまる一日の自由時間があります。
「・・・おそらく、クルーズ船の皆さまは電車で移動して、(横浜を含めた)東京観光でもされているのではないでしょうか(^^)」
なるほど。親切に教えて頂いて、ありがとうございます(^^)
もしかしたら、浅草やスカイツリーといった観光スポットで、ガイドブック片手に観光を楽しんでいるインバウンドの方々の中には、このようなクルーズ船で世界を巡っている方もいるのかもしれない。
こう考えると、インバウンドの方々を見たときに、どの国から来たのか…だけではなく、どうやって来たのか…なんて興味も湧いてきます。
観光先進国への道を歩む日本。
昨今は、横浜港だけではなく、西日本を中心に全国でクルーズ船の寄港が増加しているそうです。
それに伴い、バスが担う役割も増えていきそうですね(^^)