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羽田空港~秋葉原・後楽園・九段・目白エリア線

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東京空港交通 羽田空港~秋葉原・後楽園・九段・目白エリア線
羽田空港第1ターミナル 10時35分発

今回のバス旅は車両で決めました。貸切車を除くと、2台しか残っていない東京空港交通セレガRの乗車記です。



電車で羽田空港に到着。各ターミナルを巡回する無料連絡バスに乗車して、バスプールに駐車している車両をチェックしました。

すると・・・いました!オレンジ色のセレガRです。もともと東京空港交通のセレガRは台数が少ないので、空港やバスターミナルで撮影していると目を引く存在でしたが、2004年式という車齢を考えると、セレガRにも着々と世代交代の時期が近づいている気配がします。最近は椿山荘行きの運用に入る傾向があったので、狙ってみたところ、運よくヒットしました。

動いている事がわかったので、ホテル椿山荘東京までの乗車券を購入し、第1ターミナルで撮影してから乗車する事にしました。



第1ターミナルにバスが到着しました。一般用のセレガRは316号車と317号車の2台が残っていますが、本日の担当は317号車でした。

時間帯が良いのでしょうか。車内に入ると、かなりの座席が埋まっています。窓側はダメかと思いましたが、最後部の化粧室横に空席を発見。ここに座る事にしました。



頭上を見上げると、年季の入った空調吹き出し口と読書灯のコンソール、荷物棚のデザイン、内装などが目に入り、それらを見ていると、この車の歴史が伝わってくるようでした。



バスは定刻通りに発車しました。最後部に座っているのでエンジンの「ボボボボッ・・・」と拡がる音が耳によく届きます。

その後、空港内を走行していると、オレンジ色のセレガRとすれ違いました。貸切車で「LH CREW」の札が入っている事から、ルフトハンザのクルーさんを輸送するバスのようです。



バスは空港西入口から首都高速1号羽田線に入りました。運転手さんの案内放送によると、これは渋滞による迂回ルートだそうです。本来は空港中央から湾岸線ですが、この日は大井JCTを先頭に交通集中により渋滞していました。この区間の渋滞は慢性的に発生しているので、時間帯によっては空港西からの首都高流入が常態化しているような気がします。

2019年春には、湾岸線の大井料金所の撤去や、大井南入口(東方向)の名称変更とC2専用入口化、東京港トンネル(一般路線:東方向)の開通があるので、湾岸線の渋滞緩和が期待できそうです。そうなれば、今回のような迂回走行も機会が減るかもしれません。



C1都心環状線に入りました。築地川を首都高に転用した区間は、私の「お気に入り」の場所です♪



秋葉原駅(東側交通広場/ヨドバシカメラ前)に到着。ここでは1人が降車しました。

次の降車停留所は、九段下にあるホテルグランドパレスですが、降車する旅客がいないので通過となるそうです。



羽田空港から秋葉原まで北上したバスは、西方向へと進路をとりました。靖国通りを経由して専大前を右折すると、降車停留所の東京ドームホテルが見えてきました。



東京ドームホテルに到着。ここで大量降車です。20人近くが降りたので、車内に残ったのは私を含めて2人だけになりました。

空席だらけになったので、中程の座席に移動しました。



降車した乗客は、床下のトランクに預けた手荷物を受け取り、次々にホテルの中へと吸い込まれていきます。

その後、しばらくして「ガーーーッ」と床下トランクを閉める音が車内に響きました。このスライド式トランクドアの開閉音こそが、セレガR(空港連絡仕様)に乗車している証です。



そのスライド式の床下トランクはこのようになっています。(※終点で撮影)

更に、ドアレールの下に位置する#1のトランクは、手前に跳ね上がる構造になっています。私は開閉しているシーンを見た事がありませんが、開閉経験者の方に聞くと、勝手が違うので注意する必要があるのだとか。(上にスイングする方式だと思って開けると予想外の動きに驚くらしい)開けているところを見てみたいです。



乗客2人となったバスは、ホテル椿山荘東京までの最後の1区間を淡々と走りました。



終点のホテル椿山荘東京に到着。

樹木に囲まれた、閑静なホテル玄関にたたずむセレガRの姿は凛々しく、旧来からのリムジンバスの風格のようなものを感じました。



そして、セレガRは15分ほど停車して、羽田空港へと戻って行きました。

オレンジ色のセレガRがいつまで見られるかはわかりませんが、いつか訪れるラストランの日まで元気に走るといいなと思います。

<撮影2019年1月>

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