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京王バス中央 武蔵小金井・調布~羽田空港線

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今回のバス旅では、京王バスで最後の1台となった、日野セレガR、60501号車に乗車します。



運の良い巡り合わせとはこの事でしょうか。ふと、京王セレガRの動向が気になり、休みの日に京王バス中央の府中営業所まで向かうと、出庫点検を行っている60501号車を発見しました。営業所で休んでいる事が多い最古参にこの動き。これは期待出来そうです。この時間ならば、武蔵小金井駅12時00分発の羽田空港だろうと見当を付け、JR武蔵野線北府中駅前の歩道橋で出庫を待つことにしました。

しばらくすると、車庫から出てきました。ビンゴ!!



久々に京王のセレガRに乗れる!(^^)

喜色満面の表情で武蔵野線に乗車し、武蔵小金井駅へと向かうのでした。



京王バス中央 「武蔵小金井・調布~羽田空港線」
武蔵小金井駅 12時00分発

武蔵小金井駅のロータリーで再び60501号車と再会しました。時間帯からして、大して乗客などいないだろうと、高を括っていましたが、それなりに乗客が列を作っていました。撮影を済ませ、私も列に加わります。



いつからか、羽田空港行きの便には、飛行機のピクトグラムがLED表示されるようになりました。京王のセレガRでこのピクトグラムを表示したのは、最後の1台となった60501号車しかいません。だからこそ、武蔵小金井駅行きではなく、羽田空港行きで撮影したいと考えていました。この運用に入ってくれて願ったり叶ったりです。



羽田空港までの運賃を支払い、車内へと進みます。

座席仕様は、中央高速バス富士五湖線や甲府線でお馴染みの4列×11列トイレ付き42席仕様です。補助席のないワイドシートは、空港リムジンバスには充分過ぎるクオリティ。テンションが上がります。



バスは定刻通りに武蔵小金井駅を発車しました。車内の乗客は8~9人ほど乗車しているようです。まずは次の乗車停留所である調布駅を目指します。



調布駅までは、住宅地や公園の雑木林を抜け、いかにも「武蔵野」という雰囲気の道のりでした。



武蔵小金井駅を発車してから約30分で調布駅に到着。ここでは10人程の乗車がありました。リムジンバス、大人気ですね。考えてみれば、中央線や京王線沿線から鉄道で羽田空港へ向かうには、乗り換えが面倒です。座ったまま空港へ向かうリムジンバスの人気の高さにうなずけます。

発車間際になり、乗客の荷物をトランクに積んだポーターさんは、運転手さんに荷物の引継ぎを行いました。羽田空港のターミナルは3つありますが、この車のトランクは2つなので、積んだ場所を説明したようです。車両の世代交代が進み、京王バスから2トランク車が減っているので、このやりとりも、いずれは見られなくなる光景なのかもしれません。



調布駅を発車し、調布インターから中央自動車道へと入りました。



中央道三鷹BSの脇を通過した時、突如、中央高速バスに乗車しているような錯覚が湧き上がりました。



更に首都高に移り、新宿の高層ビル群が視界に入ると、その錯覚はよりリアルに感じられます。

「そう、このバスは中央高速バス富士五湖線。山中湖から新宿西口へと京王のセレガRで移動している。まもなく終点の新宿だ・・・」



な~んて、かつての気分を味わうも、バスが初台出口を降りず、そのまま通過したところで現実に引き戻されました。

そして、中央環状線へのアプローチを登り、新宿に別れを告げると、今度は一気に高架から地下へと勾配を下り、山手トンネルに入りました。



「そう、このバスは中央高速バス甲府線。只今、笹子トンネルを通過中・・・」

いや、さすがに設定に無理が(^^;)



小仏…いや、山手トンネルを抜けて湾岸線に進みます。新幹線の車庫が見えると、羽田空港はもう目前です。



お疲れさまでした。第2ターミナル、第1ターミナルと、乗客をそれぞれの目的地に送り届け、終点の羽田空港国際線ターミナルに到着しました。



今回、運良く京王のセレガRに乗車出来るチャンスが訪れました。私の行動範囲から考えて「武蔵小金井・調布~羽田空港線」に乗車する機会はなかなか無いので、もしかしたら今日が最後の乗車になるのかもしれません。短い区間でしたが、中央高速バスの気分も味わえたので大満足のバス旅でした。

<撮影2019年3月>

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