2019年12月19日、首都高速3号渋谷線「渋谷入口(下り)」が開業しました。
これまで、3号渋谷線の下り入口は「池尻」しか存在せず、都心から首都高に上がるためには渋谷の街を通過する必要がありました。このため、道路が集まる渋谷に車が集中してボトルネックとなっていました。
完成した「渋谷入口(下り)」は、渋谷の手前に位置するので、ここから首都高に上がれば、ボトルネックとなっていた箇所を回避出来るようになり、同時に一般道の混雑緩和も期待されています。
加えて、これまで唯一の下り入口だった「池尻」からは、C2中央環状線へアクセス出来ませんでしたが、都市寄りの「渋谷入口(下り)」を利用する事で「大橋JCT」が利用可能となり、C2中央環状線経由で、湾岸線や中央自動車道、東北自動車道抔へもアクセス出来るようになりました。
渋谷発着のバスにとっては、都心方面の渋滞が激しい時など、羽田・成田空港への迂回ルートとして使えそうです。(こっちが本ルートになる可能性はあるのでしょうか)
将来的には、首都高速3号線「池尻・三軒茶屋付近更新・付加車線増設工事」も計画されていて、これが完成すれば「池尻入口」から流入した車両は、上り坂による速度低下区間を越えてから本線に合流するので、今回の「渋谷入口(下り)」の開業と合わせ、より一層の混雑緩和が期待出来そうです。
余談ですが、池尻の工事が完成すると、現行の「出口」と「入口」が逆になるそうです。バスにとっては下り線の首都高「入口」が遠くなる程度ですが、上り線は「出口」が遠くなるので、池尻大橋駅に停車している高速バスの扱いがどうなるのか気になるところです。(池尻大橋駅を過ぎたところで一般道に降りてくる)
↑現在の上り線「池尻出口」。
計画では、ここが下り線「池尻入口」になる予定です。