まもなく「羽田イノベーションシティ」が開業します。
旧羽田空港の跡地第1ゾーン(東京都大田区)に再開発中の大規模複合施設です。
「羽田イノベーションシティ」が位置するのは、京急線と東京モノレールが集まる天空橋駅の隣接地。
ホテル、体験型商業施設、レストラン、研究施設、ホール等が集まり、日本の拠点である羽田空港に隣接している立地を活かして「新たな体験や価値を創造・発信する未来志向のまちづくり」を推進しています。
バス関連で気になる施設を見てみると、駅前に「交通広場」が設けられました。
「羽田空港ターミナル間連絡バス」の発着が予定されていますが、バスポールがいくつも準備されていたので、路線バスの発着もあるのかもしれません。
「交通広場」の様子。
それから、岩谷産業が運営する「水素ステーション」もオープンします。
この「イワタニ水素ステーション羽田空港」の特徴は「大型タイプ」(バス対応)で、1時間あたり「FCバス」5台分の充填能力を持ちます。
現在、東京都心で本格的な「FCバス」対応の水素ステーションは「東京有明(岩谷)」、「豊洲(東京ガス)」、「東京葛西(岩谷)」等があります。今後は大井地区に「東京大井(JXTG)」も作られるようですが、まだ限られているのが実状です。「FCバス」の普及には、バス対応の水素ステーションの整備が欠かせません。「イワタニ水素ステーション羽田空港」のオープンは「FCバス」普及の弾みになるのではないでしょうか。
充填スペースの横には、バス専用の駐車スペースも用意されていました。かなり本格的です。
将来、空港関連バスのFC化推進が期待できるかもしれません。
最後に、離陸した飛行機とイノベーションシティの画像で締めくくります。
「羽田イノベーションシティ」の開業は2020年7月3日。羽田空港に新たな「街」が広がります。