東京都品川区八潮の「大井火力発電所」に位置する、ENEOS「東京大井水素ステーション」です。
「東京大井水素ステーション」は、電力事業者のJERA(※東電FPと中部電力が出資)が発電所の敷地とインフラを提供し、エネルギー事業者のENEOSが水素ステーションの運営を行います。ステーションは発電所の敷地にありますが、公道に面しているので一般利用も可能と思われます。
水素ステーションの全景。
左奥に火力発電所の排気塔が見えます。(現在は計画停止により発電していないそうです)
この水素ステーションの特徴は、水素製造装置を設置したオンサイト方式です。都市ガスから水素を製造します。
ここで製造した水素は、FCバス、FCVへの充填の他、出荷されて首都圏の水素ステーションへ供給されます。
ディスペンサーはTATSUNO製。
「Shipping Area」
輸送用のトレーラーに水素を充填するスペースと思われます。
ここから出荷された水素は、首都圏の水素ステーションに送られ、販売されます。
「東京大井水素ステーション」は2020年度はじめの営業開始を目標としていましたが、7月29日現在、営業している様子はありません。一見すると、工事は終わっているようなので「2020東京大会」延期の影響があるのかもしれません。
<撮影2020年7月>