先日、東京空港交通の公式SNSで、日産ディーゼルRA552(西工・トイレ付き)の全車登録抹消が発表されました。
コロナ渦の影響により運休ダイヤが多いなか、最後まで稼働していた389号車の活躍を、2020年の年末に撮影していたので紹介したいと思います。
成田空港からバスタ新宿に到着した389号車。
この時は、知人から389号車が運用に入っているとの目撃情報を頂き、駆け付けてギリギリ間に合いました。正直なところ、西口で乗客が0となり、そのまま回送入庫ではないかと思いもしましたが、幸運にも一人の乗客がバスタまで乗車してくれたおかげで、撮る事が出来ました。
富士急バス、アストロメガとの並び。
トイレ付き西工RA552のほとんどが車庫で休んでいる状況で、この389号車だけが稼働していた理由は、広告ラッピングがされていたからと推測されます。
もしも、広告ラッピングがなかったのならば、他のトイレ付き西工RA552と同様に車庫で休む日々を送っていた事でしょう。広告を出稿してくれた、中国南方航空に感謝です。
ところが、その数日後。
中国南方航空の広告ラッピングが、エアロエース596号車に引き継がれてしまいました。
当然、389号車は広告ラッピングを剥がされます。これで389号車とはお別れ。
と、思ったら、、、
後日、たまたまカメラを構えていた羽田空港で、すっぴん姿となった389号車を目撃。これには驚きました。
何故に389号車が出てきたのかはわかりませんが、後にも先にも、すっぴん姿に戻った389号車が動いたのは、この日だけだったようです。
この時が、私にとって最後の撮影となりました。
東京空港交通のトイレ付き、西工RA552。
進行方向右側に設置されたトイレと、中央の非常口扉が特徴でした。東京空港交通では台数が多かったので、比較的よく見かける車両だったと思います。
トイレ無しの西工RA552はまだ残っていますが、こちらも見かける機会は減ってきたように感じます。いつまで現役かはわかりませんが、数少ないチャンスを大切に出来ればと思います。
(以前、バスタ新宿9時50分発の羽田空港行きに西工車が入るのをよく目撃しました。トイレ無しが入りやすい運用なのかもしれません。)