新大阪ターミナルの建物です。中に入ってみましょう。
有人の窓口とベンチがありました。
建物の中から外を見ると、こんな感じになります。
化粧室です。
構内には阪急タクシーののりばが併設されています。バスターミナルの移転と同時にタクシーのりばも新大阪阪急ビルへと移転しました。
ぐおーーーーん!と頭上から音が聞こえ、見上げると伊丹空港に着陸する航空機が見えました。
さて、この新大阪ターミナルも含め、新幹線と道路に挟まれた土地は見渡す限り大きな建物がない状態が続いています。それはこの土地が阪急電鉄の未成線である新大阪線の建設予定地だからです。新大阪駅を中心に、京都線の淡路駅、神戸線の神崎川駅、阪急主要3線が乗り入れる十三駅への連絡線が出来る予定でしたが、結果的に計画は進まずに淡路駅と神崎川駅への路線は計画中止、現在は新大阪駅〜十三駅間のみの計画が残っています。用地買収は広範囲で行われていましたので、新幹線に沿って阪急電鉄の土地が続きます。(画像は神崎川駅・十三駅方面を見ています。反対側が淡路駅方面です)
大阪市営地下鉄、御堂筋線を越える部分は阪急新大阪線の計画があったために先に基礎が出来ていました。現在もその姿を見る事が出来ます。バスターミナルの移転先である新大阪阪急ビル(御堂筋線の反対側)を作る事が出来たのは、淡路駅への路線が計画中止になり、鉄道の建設予定地としての使命が終わったからではないでしょうか。
構内には新大阪ターミナル移転のお知らせが出ていました。
2012年10月31日、新御堂筋西側にあるこの新大阪ターミナルは移転により使命を終えましたが、阪急電鉄の新大阪駅〜十三駅間の建設計画は今も残っています。将来はこの土地に阪急電鉄の駅が完成する日がやって来るのでしょうか?その疑問の答えを見る事が出来るのは、まだまだ先の話になりそうです。
<撮影2012年10月>