京王バス最後のエアロバス50608号車が、2022年1月20日の「渋谷木更津線」をもって引退しました。
公式SNSにて、引退と運行予定の告知をして頂けたおかげで、50608号車とお別れする事ができました。(ありがとうございます!)
MS8エアロといえば、やはりフロントのデザイン。
色気のある曲面デザインが特徴でした。ボディは各コーナに丸みが付けられ、空気抵抗を減少。空力特性に優れ、燃費の向上に貢献しました。
50608号車の屋根には、テレビ用と思われるアンテナが装備されていました。
導入当初(2006年)は、貸切登録であった故の装備品でしょう。
そういえば、サブエンジン搭載車も京王の高速バス(リムジンバス)の車両では、最後の1台でした。
「サブ冷」なんて言葉も、過去のものになりつつあります。
最終日は、走りが撮りたくて、木更津駅を発車したところで構えました。
これが本当の営業ラストランです。
京王バス50608号車、2006年から2022年までお疲れ様でした。
最後に、2009年8月に撮影した50608号車。「新宿長野線」で長野へと向かうシーンです。
まだデビューから4年目の姿。京王電鉄バスの高速バスセンター(永福町)に所属し、登録は「貸切」でした。
その後、50608号車は京王バス南へ移籍となり、京王バス東、京王バスを経て、最後は再び永福町に戻ってきました。
13年前に何気なく撮影した1枚でしたが、この車両が後に最後のエアロバスになるなんて、当時は(当たり前ですが)想像すらしませんでした。車両の運命なんて、わからないものです。
京王バスから引退した50608号車の更なる活躍の場がある事を期待したいと思います。