栃木県芳賀郡芳賀町に位置する、芳賀バスターミナルです。
停留所名は「芳賀バスターミナル」ですが、行政では「芳賀町バスターミナル」と案内する事もあります。
JRバス関東「水都西線」の各系統が発着します。
ここは、JRバス関東の宇都宮支店に隣接するバスターミナルです。
以前の宇都宮支店は、宇都宮市内にありましたが、2013年に芳賀町へ移転してきました。
同時にバスターミナルも開業しています。
芳賀町には鉄道がありません。(まもなくライトレールが開業します)
バス利用者の利便性を向上させるため、町がバスターミナルの整備を行いました。
待合室。
内部には、ベンチが並び、トイレが設置されています。
バスのりば。
2023年4月現在の時刻表(宇都宮駅方面)
JR宇都宮駅・東武駅前方面へ、日中でも1時間あたり1便を運行しています。
時間帯により、東武駅前を越えて作新学院前まで行く便もあります。
続いて、反対側。
2023年4月現在の時刻表(芳賀町役場・茂木駅方面)
芳賀町役場までは(一部を除き)1時間あたり1便が確保されています。時間帯により、芳賀町役場を越えて茂木駅方面(モビリティリゾートもてぎ)に行く便もあります。
ざっくり書くと「作新学園前・東武駅前・JR宇都宮駅~『芳賀バスターミナル』~芳賀町役場・茂木駅間」が、JRバス「水都西線」の主体で、その中で系統が細分化されます。
パーク&バスライド用駐車場。
サイクル&バスライド用駐輪場。
このように、芳賀バスターミナルは、バスと自家用車、自転車の乗り継ぎ拠点として整備されていました。
そんな芳賀バスターミナルですが、まもなく見納めとなります。
それは2023年8月26日に開業する「宇都宮ライトレール」の「芳賀町工業団地管理センター前」停留所に、トランジットセンター(交通結節点)が開設され、そちらへバスターミナルの機能が移転するためです。
停留所に近い芳賀バスターミナルは、そのまま「宇都宮ライトレール」のパーク&ライド用駐車場になる予定です。
ライトレール開業後のバス路線については、再編が行われます。まだダイヤは発表されていませんが、芳賀・宇都宮東部地域公共交通利便増進実施計画(案)によると「LRTと運行経路が概ね重複する芳賀町バスターミナル以西の区間については、公共交通間の役割分担を踏まえ、LRTへの置き換え」とされており、トランジットセンターで「宇都宮ライトレール」と「バス」を乗り継ぐ形態へ移行する模様です。
一方で、距離の長い茂木駅発着の系統は、再編案では「再編後も確保・維持」とされており、今まで通り、宇都宮中心部までバス路線が維持される模様です。
ダイヤが発表にならないとハッキリした事は言えませんが「宇都宮ライトレール」の開業は、JRバス「水都西線」にとって転機となりそうです。
<撮影2023年4月>