先日、長野原草津口駅前で撮影した、JRバス関東の日産ディーゼル・スペースアロー。
フロントガラスの中央上部には保安基準適合標章が貼られていました。ベテランの車両ですが、無事に車検をクリアしたようです。
今頃は、保安基準適合標章に代わり、同じ位置に検査標章(いわゆる車検シール)が貼られているはずです。
関連して、これまで検査標章の貼付位置は、フロントガラスの中央上部か、運転手さんから一番遠い位置の上部が多かったのですが、7月3日から貼付位置が変更になります。新しい位置は「運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」となり、外から見ると、右ハンドル車ならばフロントガラスの左上です。
有効期限の入った検査標章を運転手さんの目に入りやすい位置にすることで、車検切れの防止を目的に変更しました。(バスの場合は比較的しっかりと管理されていると思うので、どちらかというと一般車向けの施策ではないでしょうか)
近年は、検査標章が小型サイズになり、目立たなくなりましたが、それでもフロントガラスには必ず貼られるものなので、その位置が変わると、もしかしたら顔の印象が変わる車種もあるかもしれません。
何はともあれ、7月3日以降、徐々に検査標章(車検シール)がフロントガラス左上に貼られるバスが全国で増えていきます。そして、バスの車検の有効期限は1年間なので、1年後にはその全てがフロントガラス左上になるはずです。
最後に、余談ですが、施行前にもかかわらず、既にフロントガラス左上に検査標章を貼付しているバスや一般車を見かける事があります。
その理由は、当初の施行日は2023年の1月でした。それが延期され7月3日になりましたが、そのあたりで少々混乱があり、当初の施行日で貼付位置を変更したところがあったようです。新車だったりすると、事業者ではなく業者が貼ったのかもしれません。もちろん、これも有効です。私がバスウォッチングをするバスタ新宿でも見かけました。