神奈川県相模原市緑区にある、神奈川中央交通の三ヶ木(みかげ)です。神奈川中央交通(グループ会社の津久井神奈交バス)が乗り入れます。
三ヶ木は丹沢山地の北部にあります。鉄道の駅がなくバスが第一の公共交通機関として活躍している地域で、国道412号線と413号線が交差する交通の要として各方面からバスが集まってきます。併設して相模原営業所の三ヶ木操車場、津久井神奈交の津久井営業所があり、津久井エリアのバスの基地としても機能しています。
三ヶ木には3つののりばがあります。
1番のりば、湖28系統の相模湖駅行きが停車中。
国道412号線を北方面に相模湖駅方面へ向かう路線や、南方面に半原へ向かう路線など発着します。
2番のりば、橋01系統の橋本駅北口行きが停車中。
国道413号線を東方面に橋本駅方面に向かう路線が発着します。平日朝は5分間隔、日中は12分間隔という三ヶ木を発着するメインの路線です。
3番のりば、三55系統の東野行きが停車中。
国道413号線を西方向に東野や月夜野方面に向かう路線が発着します。他に三井や鳥居原ふれあいの館方面への路線も3番のりばを使用します。
月夜野は神奈川県と山梨県の県境で、一日2往復しかバスは行きません。月夜野には富士急山梨バスも乗り入れていますが、こちらも本数が少なく(日曜日は運休)三ヶ木からバスで月夜野を経由して山梨県の富士山駅まで抜けるのは至難の業で、乗りバスファンの間でも注目されている経路です。2012年現在で唯一可能性があるのは土曜日の朝便で、三ヶ木→月夜野→長又→(冬季運休)→旭日丘→富士山駅と抜けられるようですが(自己責任でお願いします)、三ヶ木を早朝6時55分発という発車時間が難易度の高さを物語っているようです。
のりばには待合室があります。
中にはベンチがありました。
3番のりばと停車中のバス。
バス留置場所です。
右側にはサービスセンターがあり、定期券などを購入する事が出来ます。
鉄道のない三ヶ木では、このバスターミナルが街の玄関口です。鉄道駅への連絡路線、山への生活路線、そして観光路線と、様々な利用客が今日も三ヶ木を利用しています。
<撮影2010年10月>