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・電動車の導入が進むコミュニティバス

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2024年の春は、EVのコミュニティバスが全国各地で導入されました。

そこで今回は、以前導入された車両も含めて、都内23区のコミュニティバスでEV仕様のものを集めてみました。





港区「ちぃばす」
運行:フジエクスプレス
車両:日野「ポンチョ(EV仕様)」・EVMJ「F8 series4-Mini Bus」

EVのコミュニティバスと言えば「ちぃばす」芝ルート。以前よりポンチョをベースにしたEV車を運行していましたが、2023年1月からは、EVモーターズジャパンの「F8シリーズ4ミニバス」が仲間入りしました。増備車も登場しています。



豊島区「IKEBUS」
運行:WILLEREXPRESS
車両:シンクトゥギャザー「eCOM-10」

2019年11月に運行開始した最高速度19km/hのグリーンスローモビリティ。暖房も冷房もありませんが、そのぶん街の空気感も身近に感じられます。10台が在籍し、貸切車や黄色塗装車といったバリエーションが豊富です。



渋谷区「ハチ公バス」
運行:東急バス
車両:EVMJ「F8 series4-Mini Bus」

2023年3月より、神宮の杜ルート(神宮前・千駄ヶ谷ルート)に2台のEV車が登場しました。ハチ公をデザインし、世界的な観光地になった渋谷スクランブル交差点を通過する姿が見られます。



足立区「はるかぜ」
運行:新日本観光自動車
車両:EVMJ「F8 series4-Mini Bus」

2023年5月より、はるかぜ6号(北千住・鹿浜線)で運行を開始しました。「はるかぜ」には専用のデザインがなく、各路線共に運行事業者のデザインで運行していますが、導入した1台のEV車には専用のラッピングが用意されました。



北区「Kバス」
運行:日立自動車交通
車両:BYD「J6」

2024年3月より、赤羽駅~浮間舟渡駅を結ぶ「浮間ルート」が運行を開始。3台のEV車を導入しました。都内で多くのコミュニティバスを受託運行する日立自動車交通が担当しています。



目黒区「さんまバス」
運行:東急バス
車両:BYD「J6」

2024年3月から実証運行を開始した「さんまバス」。3台のEV車を導入しました。ボディカラーは目黒区の紋章である江戸紫色です。広告車も登場しました。



墨田区「すみだ百景 すみまるくん、すみりんちゃん」
運行:京成バス
車両:BYD「J6」

2024年3月より2台が運行開始。以前はポンチョEVを運行していましたが、引退によってEV車の在籍はなくなっていました。EVバス「すみりんちゃん」の復活です。



杉並区「すぎ丸」
運行:京王バス
車両:BYD「J6」

2024年3月にお披露目されたEV車です。1台を導入。阿佐ヶ谷駅~浜田山駅間を結ぶ「けやき路線」で運行しています。京王バス初のEVです。



中央区「江戸バス」
運行:日立自動車交通
車両:BYD「J6」

2024年4月より1台が運行開始しました。晴海のまちびらきに伴い路線を再編。新しい街を走る姿が見られます。日立自動車交通の担当です。



大田区「たまちゃんバス」
運行:東急バス
車両:EVMJ「F8 series4-Mini Bus」

2024年5月より1台が運行開始。これまで専属していたポンチョから代替わりしました。アザラシの「たまちゃん」デザインも引き継がれています。



千代田区「風ぐるま」
運行:日立自動車交通
車両:BYD「J6」

2024年5月から「四谷ルート」「神田ルート」の実証運行を開始しました。「風ぐるま」初の2ドア仕様で1台を導入。日立自動車交通の担当です。

・・・ここまでEV車を運行している、23区のコミュニティバスを紹介しました。2024年5月現在、計11の区でEVコミュニティバスを運行しています。

今春は、新規に開業したコミュニティバス路線にEV車を導入したケースが目立ちましたが、車両の代替にEV車を導入したケースもみられました。なかでも、都内で数多くのコミュニティバスを受託している日立自動車交通のEV車が台数を増やしています。
  

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