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大阪南港〜大阪梅田・京都線

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大阪南港〜大阪梅田・京都線 ウィラーエクスプレス
かもめフェリーターミナル 8時20分発



2011年12月21日、この日よりツアーバス最大手であるウィラーグループのウィラーエクスプレスが路線バスの運行を始めました。夜行バスで大阪入りし、地下鉄とニュートラムを乗り継いでフェリーターミナル駅へ、そこからタクシーで約1000円(大阪市営バスもありますが、今回は事前に調べなかったので…)かけて今回の始発停留所である かもめフェリーターミナルに到着しました。これから乗車するのは8時20分発の京都駅八条口行きです。予約定員制の為にドアの前で運転手さんがバインダーに挟まれた乗客名簿を持ってお出迎え…ではなく、運転手さんが持っているのはタブレットPC。なんだか近未来的なお出迎えです。

8時20分、発車時刻にはなりましたが、連絡する鹿児島県志布志からのフェリーの到着が遅れているとの事。このバスは路線バスですが、フェリー連絡という目的を持っているためにフェリーの到着が遅れた場合はバスの発車を遅らせる事があるのです。運転手さんが低姿勢に「発車が遅れ、申し訳ございません」と謝ってくれるのですが、この辺りは港湾地区、すなわち住民など(恐らく)いない場所ですから本来はフェリー利用客以外はいる訳がないのです。私の方こそ謝って頂いて申し訳ないところです。



そんな訳で発車まで車内の様子を撮影させてもらいました。車両は大宇製のバス。4列ですが、ツアーではリラックスと呼ばれる車両です。ウィラーのHPによると、この路線では座席がプレミアム、リラックス、NEOの3タイプあるようです(運行日や便によって違う)



よくウィラーの広告で見かける座席だけに正直気になっていました。カノピーという顔の隠れるフードに140度のリクライニングシート、そして足のせ。座席の関節の部分が目立たないので、やさしい印象を受けます。これなら若い方や女性でも座席に座って夜を明かすという重たいイメージが和らぐ事でしょう。座席も近未来的ですね。



さて、遅れていたフェリーが到着し乗客が乗り換えました。かもめフェリーターミナルを発車、私を入れて8人の乗客でまずは大阪梅田を目指します。8時54分に南港中から阪神高速に入りました。



すぐ左下に南港フェリーターミナルが見えました。ウィラーエクスプレスは、ここからも発着しています。



バスは16号大阪港線に入りますが、阪神高速はわずか10分程度しか走りません。波除で一般道へと降ります。



土佐堀の交差点を左折して なにわ筋に入ります。中之島を渡り、しばらくすると大阪環状線の福島駅が見えてきました。



かもめフェリーターミナルを発車してから約35分後の9時25分、梅田スカイビルにあるウィラーバスターミナル大阪梅田に到着しました。ここで運賃の収受です。ここで降りる乗客も京都まで乗り続ける乗客も座ったまま現地係員に運賃を払います。運賃箱がないためですが、運賃形態も単純ですし、大して時間もかからなかったので、わざわざ高価な運賃箱を用意しなくても十分という判断なのかもしれません。接客も良く、このシステムでも問題なく感じました。バスが混雑しているとまた違ってくるかもしれませんが…。その後5人の乗客が降車し、車内は3人となりました。



発車後、阪急の中津駅横を通って新御堂筋へ。只今、新大阪駅付近を走行中。



9時54分、吹田インターから名神高速道路に入ります。しばらくして夜行バスの疲れが出たのか、うっすら寝てしまい記憶がとぎれとぎれ。京都南インターで目が覚めました。



京都の街を走行していると、前方からピンク色のウィラーカラーとすれ違います。京都駅八条口を10時15分に出た便のようです。



ところで、開業を記念して乗客には記念品が配られていましたのでご紹介。ウィラーのロゴ入り、飲料を入れるアルミボトルです。ウィラーらしく色はピンクでした。



そして終点の京都駅八条口に到着です。ウィラーエクスプレスの路線第1弾は旅行会社らしくフェリーとバスを組み合わせた商品を発売できる大阪南港でした。路線バスで初めて大宇のバスに乗れる路線でもあります。乗車してみて、まもなく本格的に始まる新高速バスの雰囲気を一足早く感じる事が出来ました。

<撮影2001年12月>

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