Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

名鉄バス(名鉄観光バス) 名古屋〜松本線

$
0
0
名鉄バス(委託) 名鉄観光バス(受託) 名古屋〜松本線
名鉄バスセンター 10時10分発 



2013年4月26日から名鉄バスが担当する「名古屋〜松本線」の2往復が名鉄観光バスに委託されました。今回の委託は新高速バスの制度を活用した貸切バス型の委託なのでしょうか?もしくは古くからある乗合バス型の委託なのでしょうか?気になってしまい実際に確認しようと名古屋入りを決意。東海道新幹線に乗車して名古屋駅を目指しました。

名鉄バスセンター7番のりばに停車しているのは名鉄カラーのエアロバス。名鉄バス塗装と、名鉄観光バスと書かれた社名表示から名鉄バスから移籍してきた車とわかりました。



車内の液晶TVには運行系統図が表示されています。名鉄バスセンターを発車後に流れる車内放送も今までどおりで、名鉄バスとなんら変わりありません。



名駅入口から名古屋高速に入ります。以前、京王電鉄バスが西東京バスに委託した高速バスに乗車した時はETCレーンを通行せずに有人ゲートを通過していました。今回は(貸切バス型の委託を前提に)どうなるのだろうかと注目していると、普通にETCレーンを通過。増便の時のみ応援にあたる西東京バスとは違い、こちらは毎日運行するのですから最初から路線バスの登録になっているのかもしれません。



バスは新緑が萌える4月の中央自動車道を登っていきます。



岐阜県と長野県の県境となる恵那山トンネルへに入ります。中央自動車道の長大トンネルは約2000mの小仏トンネルや約4700mの笹子トンネルで慣れていますが、さすがに8649m(上り線)の恵那山トンネルは長さを実感しました。東京在住の私にとって土地勘がないのもありますが、9610mのアクアトンネル(東京湾アクアライン)よりも長く感じます。



長野県に入り、阿智パーキングエリアで休憩です。



車体後部の社名です。「名鉄バス」の上に「名鉄観光バス」を重ねて貼ったのだと思います。



車内乗降口付近にある受委託表示です。委託者が「名鉄バス株式会社」、受託者が「名鉄観光バス株式会社」と表示されていました。受託者の車両で運行し、この表示がある事から今回の受委託は「貸切バス委託型管理の受委託」になると思われます。



車内は運転手側10列、ドア側9列の38席仕様。シートピッチが広くて快適です。プラズマプラスターとWIFIの設備も名鉄バス時代のままでした。車両を移籍して委託するやり方は設備のグレードを変えず、当然保安基準の問題も発生しないので、効率良い方法だと思いました。貸切バス型の委託が行われても車両は変化がないのです。



バスは長野道に入り、松本インターを降ります。



終点の松本バスターミナルに到着しました。

この松本という地は何故か高速路線バスの貸切バス型の受委託が集まる場所です。京王電鉄バスのアルピコ交通への委託、西東京バスへの委託、そして今回の名鉄バスの名鉄観光バスへの委託と、貸切バス型受委託の記事を書く度に「松本」の文字を打つので、私にとってはすっかりお馴染みになりました。もう貸切バス型受委託の聖地ですね。

<撮影2013年4月>

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

Trending Articles