2013年ゴールデンウィークです。新宿駅西口近辺ではゴールデンウィーク期間中に普段より多くの高速ツアーバスの姿が見られました。
いわゆる高速ツアーバスの乗合への移行期限は今年の7月まで。8月からは路線バスとして運行する事になっています。ツアーバスの運行を行っている貸切バス事業者は2013年4月26日現在で203社ありますが(国土交通省の高速ツアーバス運行事業者リストより)、高速バスとして運行を続けるためには「乗合バス事業者に移行する」方法と、これまで旅行企画・実施会社からツアーバスの運行を請け負っていたのと同様に「乗合バス事業者から高速路線バスを受託する」方法があります。
どちらにせよ、現実問題として繁忙期には既存の高速路線バスが増便に増便を重ねても満席便が多いのが現状ですので、ツアーバスの乗合移行が利用者の混乱を招かないようスムーズに(書くまでもありませんが安全面はおろそかにせず)進むといいなと思います。
さて、気になっているのが帝産観光バス。新聞報道等によると2012年12月に日本交通と共に西日本JRバスとの管理の受委託の許可を取得しました。ゴールデンウィークには路線バスとして帝産観光バスの西日本JRバス便を見られるかと期待していましたが、実際のところは受託便の運行はまだ行われておらず、日本交通のみが西日本JRバスの受託を行っています。そのうち西日本JRバス便の帝産観光バスが見られる事でしょう。
ツアーバスの乗合バス移行まで残り3カ月弱。8月1日は刻々と近づいています。