2013年7月。新高速バスによるツアーバスの路線移行期限である7月31日まで、いよいよ1ヶ月を切りました。
各社の動向を見ていると、ツアーバスの運行は2013年7月31日の昼行便まで。日付をまたぐ夜行便からは乗合路線バスとして運行を行うようです。今、この原稿を書いている6月30日現在、私が見つけられた限りでは、ブランド名で「ウィラーエクスプレス」、「キラキラ号」、「VIPライナー」の3つが路線移行後の発売を開始。その他のツアーバスも路線移行の予告をHPに発表するなど、路線移行に向けた準備が進められています。
さて、ウィラーアライアンスの新商品発表会を取材させて頂く機会がありました。画像は路線仕様になったウィラーエクスプレス関東のセレガです。元々、路線化を意識した新しい車両ですので大きな変化はないのですが…
これまで表記されていた「貸切」の文字がありません。関東に住んでいると貸切表記のないウィラーカラーは見る事がありませんので、とても新鮮でした。
さて、ウィラーが路線化にあたり、力を入れているのが川崎駅。1日に39便の運行を行います。停留所が出来ると思われる場所は工事中で、まだバスポールは立っていませんでした。川崎駅から向かうと京浜急行の高架に沿い、デパート「さいか屋」の隣に位置します。
川崎駅は大都市にも関わらず、高速路線バスの運行が少なく、夜行便に至っては発着が全くありません。長距離高速路線バスの穴場であると同時に、東京、横浜が近いために、これまで長距離高速路線バスが育ちにくかった環境でもあります。
しかし、ウィラーがとった戦略は、川崎駅にバス停留所を設置しただけではありませんでした。ウィラーの川崎駅バス停留所は、複合商業施設「ラ チッタデッラ」に隣接しています。シネマコンプレックスの「チネチッタ」、19ものレストラン、ライブハウス「クラブチッタ」などの設備があり、ウィラーでは川崎駅発着のバス予約者への特典として「ラ チッタデッラ」で利用できる割引クーポン付きメールを送り、出発前や到着後に「ラ チッタデッラ」を満喫出来るようにするそうです。
「ラ チッタデッラ」内には「WILLER専用運行モニター」の設置もされるのだとか。バス乗車の前でも安心して利用できます。
壇上でプレゼンテーションを行う、村瀬茂高社長。
ツアーバスの路線化にあたり、ただ停留所を設置するだけではなく、このようなエンタテイメントと組み合わせるのはウィラーらしい戦略だと思いました。8月1日からは「WILLERバスターミナル大阪梅田」がある梅田スカイビルに、ウィラートラベルによる「ウィラーカフェ」のオープンも予定されています。
…さて、報道によると、ツアーから乗合路線バスへの移行を希望している57社のうち、48社が乗合バスの認可申請を提出(6月17日現在)しているそうです。運行受託を申請した貸切バス事業者も20社あるとか。どこまで増えるかわかりませんが、私はとても把握しきれそうにありません。2013年7月31日(ナナ・サン・イチ)は日本のバスにおける歴史的な日となりそうです。
各社の動向を見ていると、ツアーバスの運行は2013年7月31日の昼行便まで。日付をまたぐ夜行便からは乗合路線バスとして運行を行うようです。今、この原稿を書いている6月30日現在、私が見つけられた限りでは、ブランド名で「ウィラーエクスプレス」、「キラキラ号」、「VIPライナー」の3つが路線移行後の発売を開始。その他のツアーバスも路線移行の予告をHPに発表するなど、路線移行に向けた準備が進められています。
さて、ウィラーアライアンスの新商品発表会を取材させて頂く機会がありました。画像は路線仕様になったウィラーエクスプレス関東のセレガです。元々、路線化を意識した新しい車両ですので大きな変化はないのですが…
これまで表記されていた「貸切」の文字がありません。関東に住んでいると貸切表記のないウィラーカラーは見る事がありませんので、とても新鮮でした。
さて、ウィラーが路線化にあたり、力を入れているのが川崎駅。1日に39便の運行を行います。停留所が出来ると思われる場所は工事中で、まだバスポールは立っていませんでした。川崎駅から向かうと京浜急行の高架に沿い、デパート「さいか屋」の隣に位置します。
川崎駅は大都市にも関わらず、高速路線バスの運行が少なく、夜行便に至っては発着が全くありません。長距離高速路線バスの穴場であると同時に、東京、横浜が近いために、これまで長距離高速路線バスが育ちにくかった環境でもあります。
しかし、ウィラーがとった戦略は、川崎駅にバス停留所を設置しただけではありませんでした。ウィラーの川崎駅バス停留所は、複合商業施設「ラ チッタデッラ」に隣接しています。シネマコンプレックスの「チネチッタ」、19ものレストラン、ライブハウス「クラブチッタ」などの設備があり、ウィラーでは川崎駅発着のバス予約者への特典として「ラ チッタデッラ」で利用できる割引クーポン付きメールを送り、出発前や到着後に「ラ チッタデッラ」を満喫出来るようにするそうです。
「ラ チッタデッラ」内には「WILLER専用運行モニター」の設置もされるのだとか。バス乗車の前でも安心して利用できます。
壇上でプレゼンテーションを行う、村瀬茂高社長。
ツアーバスの路線化にあたり、ただ停留所を設置するだけではなく、このようなエンタテイメントと組み合わせるのはウィラーらしい戦略だと思いました。8月1日からは「WILLERバスターミナル大阪梅田」がある梅田スカイビルに、ウィラートラベルによる「ウィラーカフェ」のオープンも予定されています。
…さて、報道によると、ツアーから乗合路線バスへの移行を希望している57社のうち、48社が乗合バスの認可申請を提出(6月17日現在)しているそうです。運行受託を申請した貸切バス事業者も20社あるとか。どこまで増えるかわかりませんが、私はとても把握しきれそうにありません。2013年7月31日(ナナ・サン・イチ)は日本のバスにおける歴史的な日となりそうです。