ジャムジャムエクスプレス JAMJAMライナー JX301便 東京〜青森
東京(鍛冶橋) 21時45分発
2013年9月の3連休。東京から青森までJAMJAMライナー乗車記です。
乗車する3週間前の事です。私は9月の3連休に東京から青森まで高速バスで移動する事に決めていました。せっかくなので高速ツアーバスから乗合移行したバスに乗車してみましょう。私が希望するのは3列シート。「WILLER EXPRESS」と「JAMJAMライナー」の2ブランドが見つかりました。「WILLER EXPRESS」はツアーバス時代に乗車した事があったので、今回は「JAMJAMライナー」に決定。8月下旬に9月の時刻と価格が発表されたので、東京→青森の価格を確認しました。すると価格は・・・・・・12200円。さすが3連休前の金曜日。強気な価格設定です。安い日は5300円と表示されているので倍以上の価格差です。この価格を見て、購入するかどうか悩んでしまいました。まだ3週間前なので他の事業者の3列シートも残っています。弘南バスの「津輕号」なら7500円なのです。
…それから1週間が経ち、他の事業者は満席になり始めましたが「JAMJAMライナー」は未だに空席が残っています。価格が変動する幅運賃を採用しているので価格が下がる可能性が(上がる可能性も)ありますが、満席になってしまっては困ると覚悟を決めて12200円で購入を決意、手続きをとりました。
それから数日後、12200円だった価格は10300円に下がります。するとその3日後には満席の文字が出現。なんとも購入するタイミングは難しいです。
さて、当日になりました。集合場所の東京駅の鍛冶橋駐車場へ。始発の東京ディズニ−ランドから到着した21時45分発の青森行き「JAMJAMライナー」は緑色のいすゞガーラSHD。同時刻に発車する「ユタカライナー」や「きときとライナー」と並びました。運転手さんの受付を済ませ、車内へ。今夜の座席は一番前の1Aです。
東京駅を発車しました。
今回、私が一番先頭に座れたのは、「JAMJAMライナー」の公式サイト(日本ユース旅行)で購入したからです。高速ツアーバスから高速乗合バスに移行したブランドは、座席指定が出来ないケースが多いのですが、今回のように「JAMJAMライナー」の公式サイトで購入すると「確約の無い希望」として座席をリクエストする事が出来ます。あくまで確約ではないので運次第なのですが、今回は運良く希望の座席に座る事が出来ました。
続いてバスは最終乗車停留所の新宿(高速バス西新宿)に到着します。ここで車内は満席になりました。22時30分に発車。前面のカーテンが閉まりました。続いて音楽付きの自動放送で車内設備の案内が流れます。運転手さんの説明によると、佐野サービスエリアで休憩後に消灯になる予定だとか。
1時間程走行し、日付が変わりそうな24時前に佐野サービスエリアに到着しました。
前面の行き先LEDは「盛岡・弘前・青森」。これまでの都市間高速バスの仕組みですと、バスの運行は路線の両端にあるバス事業者同士の共同運行という形になるのが通例です。(例えば東京〜青森間の高速バスだったら東京側の事業者と青森側の事業者の共同運行)ところが、私が乗車している路線の営業所は東京のみ。昔でしたら、東京のバス事業者が遠く離れた盛岡や弘前、青森で営業活動をするのは難しく、かつ乗車券をどこで売るかという問題もありましたが、インターネットの普及でそれらの問題は解決しつつあります。従来の共同運行の利点もたくさんありますが、しがらみの少ないこのような単独運行は、かつての都市間高速バスの通例を塗り替えました。
休憩中にニュープリンス高速バスの「WILLER EXPRESS」と並びました。あちらは秋田への便です。その後、佐野サービスエリアを発車、車内は消灯となりました。それでは寝ますか。おやすみなさい・・・・zzz
…今回、初めて高速ツアーバスから高速乗合バスに移行した高速バスに乗車しました。この新しいタイプの高速バスのチケットを購入するには2つの肝があると感じます。
1、「どこで買うか」
ネットで高速バスのチケットを購入する時代になりつつありますが、ネットには高速バスを扱っているサイトが複数あります。まず、一番有名なサイトは”楽天トラベル”です。扱っているバス事業者の数も多いですし、楽天で購入すれば楽天のポイントがたまります。続いて”ブランドの自社サイト”も要チェック。私が乗車している「JAMJAMライナー」のように確約のない座席希望のリクエストが出せたり、ブランドによっては座席指定が出来るサイトもあって、自社ならではの細かい配慮が魅力です。それから、取り扱い便数日本最大級を誇るホワイト・ベアーファミリーの”高速バスドットコム”も見逃せません。こちらでは、私が乗車している「JAMJAMライナー」東京〜青森間の中央最前列にある1B席(足元が若干狭い)を「訳ありプラン」として安く販売していました。こちらも独自のポイントサービスがあります。
3、「いつ買うか」
今でしょ?^^;…いえいえ、すぐに買うのが安いとは限りません。幅運賃の採用によって、購入するタイミングで価格が変動する路線もあります。今回乗車した「JAMJAMライナー」の車内に掲出されている運賃表によると、東京〜青森間の設定運賃は13100円(但し、この価格で発売する事はほぼないと思われます)で、繁忙期のS割引(上限12450円〜下限9960円)から最安値のJAM割(上限5240円〜下限4190円)まで曜日や日付によって6つの割引運賃が設定されています。もしかしたら、更に安い営業割引だって出るかもしれません。とは言え、価格が下がるまで粘って満席ではシャレになりませんので注意が必要です。
これまでの常識ですと、早く購入すればするほど「○日前割引」で価格が安くなる傾向にありましたが、価格が変動するタイプでは乗車日が近づくにつれて価格が安くなる傾向にあるように思えます。なるべく残席を出さないように考えられているのでしょう。
おはようございます。外は明るくなり、盛岡駅西口バスターミナルに到着。弘前や青森の利用がメインかと思われたこの路線ですが、盛岡でもそれなりに降車がありました。
田山パーキングエリアで休憩。
ここで車内の様子を紹介します。3列独立シートで中央床下トイレを採用しています。座席にはフットレスト、レッグレストの装備があり、公式HPでは触れられていませんが、この便ではコンセントが設置されていました。設置されていない車両もあるのかもしれません。
この便では貸出の毛布に、スリッパ、アイマスク、空気枕(公式HPでは触れられていない)のサービスが付きました。
東北自動車道を降りて、弘前駅城東口に到着。発車後は再び東北自動車道へ。
10時00分、終点の青森駅前に到着、宮城交通の「ブルーシティ号」と並びました。
最後に、価格が変動する幅運賃を採用している路線は、購入するのに価格を特に意識する必要があると感じました。上手く使えば安い価格で乗車することが出来ますね。
<撮影2013年9月>
東京(鍛冶橋) 21時45分発
2013年9月の3連休。東京から青森までJAMJAMライナー乗車記です。
乗車する3週間前の事です。私は9月の3連休に東京から青森まで高速バスで移動する事に決めていました。せっかくなので高速ツアーバスから乗合移行したバスに乗車してみましょう。私が希望するのは3列シート。「WILLER EXPRESS」と「JAMJAMライナー」の2ブランドが見つかりました。「WILLER EXPRESS」はツアーバス時代に乗車した事があったので、今回は「JAMJAMライナー」に決定。8月下旬に9月の時刻と価格が発表されたので、東京→青森の価格を確認しました。すると価格は・・・・・・12200円。さすが3連休前の金曜日。強気な価格設定です。安い日は5300円と表示されているので倍以上の価格差です。この価格を見て、購入するかどうか悩んでしまいました。まだ3週間前なので他の事業者の3列シートも残っています。弘南バスの「津輕号」なら7500円なのです。
…それから1週間が経ち、他の事業者は満席になり始めましたが「JAMJAMライナー」は未だに空席が残っています。価格が変動する幅運賃を採用しているので価格が下がる可能性が(上がる可能性も)ありますが、満席になってしまっては困ると覚悟を決めて12200円で購入を決意、手続きをとりました。
それから数日後、12200円だった価格は10300円に下がります。するとその3日後には満席の文字が出現。なんとも購入するタイミングは難しいです。
さて、当日になりました。集合場所の東京駅の鍛冶橋駐車場へ。始発の東京ディズニ−ランドから到着した21時45分発の青森行き「JAMJAMライナー」は緑色のいすゞガーラSHD。同時刻に発車する「ユタカライナー」や「きときとライナー」と並びました。運転手さんの受付を済ませ、車内へ。今夜の座席は一番前の1Aです。
東京駅を発車しました。
今回、私が一番先頭に座れたのは、「JAMJAMライナー」の公式サイト(日本ユース旅行)で購入したからです。高速ツアーバスから高速乗合バスに移行したブランドは、座席指定が出来ないケースが多いのですが、今回のように「JAMJAMライナー」の公式サイトで購入すると「確約の無い希望」として座席をリクエストする事が出来ます。あくまで確約ではないので運次第なのですが、今回は運良く希望の座席に座る事が出来ました。
続いてバスは最終乗車停留所の新宿(高速バス西新宿)に到着します。ここで車内は満席になりました。22時30分に発車。前面のカーテンが閉まりました。続いて音楽付きの自動放送で車内設備の案内が流れます。運転手さんの説明によると、佐野サービスエリアで休憩後に消灯になる予定だとか。
1時間程走行し、日付が変わりそうな24時前に佐野サービスエリアに到着しました。
前面の行き先LEDは「盛岡・弘前・青森」。これまでの都市間高速バスの仕組みですと、バスの運行は路線の両端にあるバス事業者同士の共同運行という形になるのが通例です。(例えば東京〜青森間の高速バスだったら東京側の事業者と青森側の事業者の共同運行)ところが、私が乗車している路線の営業所は東京のみ。昔でしたら、東京のバス事業者が遠く離れた盛岡や弘前、青森で営業活動をするのは難しく、かつ乗車券をどこで売るかという問題もありましたが、インターネットの普及でそれらの問題は解決しつつあります。従来の共同運行の利点もたくさんありますが、しがらみの少ないこのような単独運行は、かつての都市間高速バスの通例を塗り替えました。
休憩中にニュープリンス高速バスの「WILLER EXPRESS」と並びました。あちらは秋田への便です。その後、佐野サービスエリアを発車、車内は消灯となりました。それでは寝ますか。おやすみなさい・・・・zzz
…今回、初めて高速ツアーバスから高速乗合バスに移行した高速バスに乗車しました。この新しいタイプの高速バスのチケットを購入するには2つの肝があると感じます。
1、「どこで買うか」
ネットで高速バスのチケットを購入する時代になりつつありますが、ネットには高速バスを扱っているサイトが複数あります。まず、一番有名なサイトは”楽天トラベル”です。扱っているバス事業者の数も多いですし、楽天で購入すれば楽天のポイントがたまります。続いて”ブランドの自社サイト”も要チェック。私が乗車している「JAMJAMライナー」のように確約のない座席希望のリクエストが出せたり、ブランドによっては座席指定が出来るサイトもあって、自社ならではの細かい配慮が魅力です。それから、取り扱い便数日本最大級を誇るホワイト・ベアーファミリーの”高速バスドットコム”も見逃せません。こちらでは、私が乗車している「JAMJAMライナー」東京〜青森間の中央最前列にある1B席(足元が若干狭い)を「訳ありプラン」として安く販売していました。こちらも独自のポイントサービスがあります。
3、「いつ買うか」
今でしょ?^^;…いえいえ、すぐに買うのが安いとは限りません。幅運賃の採用によって、購入するタイミングで価格が変動する路線もあります。今回乗車した「JAMJAMライナー」の車内に掲出されている運賃表によると、東京〜青森間の設定運賃は13100円(但し、この価格で発売する事はほぼないと思われます)で、繁忙期のS割引(上限12450円〜下限9960円)から最安値のJAM割(上限5240円〜下限4190円)まで曜日や日付によって6つの割引運賃が設定されています。もしかしたら、更に安い営業割引だって出るかもしれません。とは言え、価格が下がるまで粘って満席ではシャレになりませんので注意が必要です。
これまでの常識ですと、早く購入すればするほど「○日前割引」で価格が安くなる傾向にありましたが、価格が変動するタイプでは乗車日が近づくにつれて価格が安くなる傾向にあるように思えます。なるべく残席を出さないように考えられているのでしょう。
おはようございます。外は明るくなり、盛岡駅西口バスターミナルに到着。弘前や青森の利用がメインかと思われたこの路線ですが、盛岡でもそれなりに降車がありました。
田山パーキングエリアで休憩。
ここで車内の様子を紹介します。3列独立シートで中央床下トイレを採用しています。座席にはフットレスト、レッグレストの装備があり、公式HPでは触れられていませんが、この便ではコンセントが設置されていました。設置されていない車両もあるのかもしれません。
この便では貸出の毛布に、スリッパ、アイマスク、空気枕(公式HPでは触れられていない)のサービスが付きました。
東北自動車道を降りて、弘前駅城東口に到着。発車後は再び東北自動車道へ。
10時00分、終点の青森駅前に到着、宮城交通の「ブルーシティ号」と並びました。
最後に、価格が変動する幅運賃を採用している路線は、購入するのに価格を特に意識する必要があると感じました。上手く使えば安い価格で乗車することが出来ますね。
<撮影2013年9月>