こんばんわ。2013年最後の更新です。
今年のバスに関する話題で私が一番印象に残っている出来事は、いわゆる高速ツアーバスが8月1日から乗合バスに移行した事です。
高速ツアーバスは、利用者の視点からすると営業面は旅行業者が行い、運行面は旅行業者と契約した貸切バス事業者が運行する形態でした。貸切バスの参入規制緩和による貸切バスの運賃水準低下や、インターネットの普及等により、主に低価格を武器に大都市での高速バス利用者の需要を掘り起こします。時を重ねるごとに高速ツアーバスは一般に広く認知され、利用者も増えていく事になりました。
結果的に道路運送法上、既存の乗合バス(一般乗合旅客自動車運送事業)によって運行される高速バスと、貸切バス(一般貸切旅客自動車運送事業)によって運行される二つの種類の高速バスが走る事になります。しかし、高速ツアーバスにはリスクがありました。旅行業者が貸切バス事業者と契約して運行する形態のために、利用者からはどの事業者のバスが来るかわかりません。もしかしたら、決められたルールを守っていない、安全性に問題のある貸切バス事業者のバスが来るかもしれないのです。様々な議論の末、高速ツアーバスは乗合バスに移行する事になりました。乗合バスであれば運行の責任を自社で持つ事になります。
…最終的に乗合バスへの移行を果たした高速ツアーバス。私個人の考えですが、乗合移行は利用者にとって一番利益のある結果になったと思います。乗合移行後の繁忙期には高速バス全体の座席数減少が問題となった事からもわかるように、もはやそのまま廃止出来るような規模ではありませんでした。かと言って、高速ツアーバスの形態のままでは最悪の場合、安全面で問題のあるケースもあり得ます。もちろん乗合化されたからといって100%安全にはなりませんが、運行の責任が明確になった事から以前より安全に取り組む姿勢は向上したはずです。
今の利用者はもとより、これから高速バスを利用する事になるであろう若い世代のためにも、ここでハッキリと乗合バスに1本化されたのは未来への利益となったはずです。この乗合移行が高速バスの発展へと繋がっていくことを願っています。
2013年もバスターミナルなブログをご覧いただきありがとうございました。
2014年もよろしくお願いします。
バスターミナルなブログ管理人
今年のバスに関する話題で私が一番印象に残っている出来事は、いわゆる高速ツアーバスが8月1日から乗合バスに移行した事です。
高速ツアーバスは、利用者の視点からすると営業面は旅行業者が行い、運行面は旅行業者と契約した貸切バス事業者が運行する形態でした。貸切バスの参入規制緩和による貸切バスの運賃水準低下や、インターネットの普及等により、主に低価格を武器に大都市での高速バス利用者の需要を掘り起こします。時を重ねるごとに高速ツアーバスは一般に広く認知され、利用者も増えていく事になりました。
結果的に道路運送法上、既存の乗合バス(一般乗合旅客自動車運送事業)によって運行される高速バスと、貸切バス(一般貸切旅客自動車運送事業)によって運行される二つの種類の高速バスが走る事になります。しかし、高速ツアーバスにはリスクがありました。旅行業者が貸切バス事業者と契約して運行する形態のために、利用者からはどの事業者のバスが来るかわかりません。もしかしたら、決められたルールを守っていない、安全性に問題のある貸切バス事業者のバスが来るかもしれないのです。様々な議論の末、高速ツアーバスは乗合バスに移行する事になりました。乗合バスであれば運行の責任を自社で持つ事になります。
…最終的に乗合バスへの移行を果たした高速ツアーバス。私個人の考えですが、乗合移行は利用者にとって一番利益のある結果になったと思います。乗合移行後の繁忙期には高速バス全体の座席数減少が問題となった事からもわかるように、もはやそのまま廃止出来るような規模ではありませんでした。かと言って、高速ツアーバスの形態のままでは最悪の場合、安全面で問題のあるケースもあり得ます。もちろん乗合化されたからといって100%安全にはなりませんが、運行の責任が明確になった事から以前より安全に取り組む姿勢は向上したはずです。
今の利用者はもとより、これから高速バスを利用する事になるであろう若い世代のためにも、ここでハッキリと乗合バスに1本化されたのは未来への利益となったはずです。この乗合移行が高速バスの発展へと繋がっていくことを願っています。
2013年もバスターミナルなブログをご覧いただきありがとうございました。
2014年もよろしくお願いします。
バスターミナルなブログ管理人