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桜交通 さくら高速バス 新宿~仙台線 プレミアム2×1

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桜交通 さくら高速バス 新宿~仙台線 プレミアム2×1
仙台駅東口 13時00分発



日曜日、午後の仙台駅東口です。これから新宿までお世話になるのは桜交通が運行する「さくら高速バス」。

駅前の「仙台さくらターミナル」には待合室があり、座ってバスを待てる環境がありました。発車の約15分前に係の方からバスの案内があり、のりばへと移動します。新宿までお世話になるのは右側に停車しているヒュンダイ製のユニバース。プレミアム2×1仕様の3列シート便です。



さくら観光のサイトで購入すると、座席指定料金を払えば好みの座席を選択できるのが「さくら高速バス」の大きな魅力。私は1列席側、先頭のC-01席を選びました。新宿までの移りゆく景色を楽しみたいと思います。座席は革製で、最初のうちはお尻がすべって落ちつきませんでしたが、すぐに安定するスポットを見つけて気にならなくなりました。



装備はレッグレスト、ブランケット、電源コンセント、パーソナルカーテン(一列席のみ)、無線LAN等があります。



本日は満席。男性の方が多いようです。乗車が済み、続いて運転手さんの説明が済むと、バスは新宿に向けて発車しました。休憩は安積PAと佐野SAの2回を予定しています。



東北自動車道を淡々と走行し、仙台から約2時間の安積PAで最初の休憩。トイレを済ませてバスに戻りました。15分間の休憩を終えると再びバスは新宿を目指します。



ここでバス車内の様子を紹介します。プレミアム2×1仕様で、私は4500円で購入しました。ちなみに座席指定をする場合は、上の画像の左側のA列がプラス300円、B列がプラス200円、通路を挟んでC列がプラス500円となっています。今回はC列を座席指定したので4500円にプラス500円で計5000円。これが支払った総額です。運が良ければ座席指定をしなくてもC列になる可能性もありますが、どうしても座りたい場所があるならば、座席指定料金を支払ってでも選択する価値があると私は思います。実際、乗車の2日前に確認したところ、全27席中、8席が指定されていました。そのほとんどが1列席側のC席です。

最初から2列席側と1列席側で運賃を変えて販売するブランドもありますが、このように追加料金という形で乗客に選択してもらう方式は「私が納得して選んだ!」という充実感のようなものもあり、それが結果として満足に繋がるような気もしました。

価格の話が出たのでもう一つ。私が購入したのは乗車の1週間前で4500円でした。もっと待てば価格が下がるかな…とも考えましたが、結局は勝負しませんでした。今回はこれが正解で、乗車の3日前に確認したところ、価格は4650円に値上がりし、その翌日には満席になりました。興味深い事に、同じ乗車日でも午前の便は4500円が3800円に値下がりしており、まさに需給によって価格が変動する幅運賃制度の動きを目撃した瞬間でした。それにしても、150円とはいえ、まさか値上がりするとは思っていなかったので驚きました。

でも、これで良いと思います。座席を埋めるための幅運賃ではなく、収益を得るための幅運賃なのですから。



安積PAを発車してから約1時間45分、佐野SAで最後の休憩です。佐野まで来ると、新宿に近づいた感が強くなります。ここで20分の休憩をして発車しました。



首都高速に入る頃には空も暗くなってきました。



そして終点の新宿駅西口に到着。仙台から5時間30分の旅でした。乗車したプレミアム2×1仕様は、3列シートに加えて、縦9列ということもあってシートピッチが広く、乗車後の疲れは感じない快適な車内でした。

・・・今回の乗車では、座席指定料金の設定や、リアルタイムに価格を上下させる幅運賃制度の活用など、価格面に目を見張るものがありました。利用者に安いイメージを持たせつつ、きちんと収益も確保出来ているのならば、それはそれで上手い手法だと思います。逆に利用者はどのタイミングでクリックすれば安く購入する事が出来るのか。研究して解析出来たならば、本を出せそうなテーマかもしれません。

<撮影2015年6月>

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