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京王バス東 新宿~木曽福島線

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京王バス東 新宿~木曽福島線
木曽福島駅前 15時40分発



良かった!間に合った(*^_^*)

私が乗車していた特急「しなの」は約3分の遅延。乗り継ぎ時間が10分しかなかったので、遅れが増大して間に合わなかったらどうしよう…と、冷や汗をかきながら木曽福島駅のホームに降り立ちました。そして、目に飛び込んできたのが京王カラーのエアロクイーン!!

よしっ!当たった(*^^)v

2015年の夏、京王バス東の夜行用エアロクイーンが、新宿~木曽福島線に充当される姿を何度か目撃していたので、期待して予約・決済してしまいました。結果、大当たりです。

発車まで、時間がないのでバスへと急ぎましょう。駅を出てドア付近に立っていた女性の車掌さんにスマートフォンの携帯乗車券画面を見せて改札を受けます。



そして車内へ。本来はハイデッカー4列シートの同路線ですが、今日はスーパーハイデッカーの独立3列シート。心がウキウキと弾んできます♪

乗客は私を含めて3人。木曽福島駅前を定刻通りに発車しました。



発車後は、普段通りに音声合成の車内放送が流れます。続けて”このバスには降車ボタンが設置されていないので、途中停留所で降車する場合には、予め休憩時などに申し出て欲しい旨”を車掌さんが補足説明していました。どうやら、ワンマン設備がないので車掌さんが必要だったようです。これまで、新宿~木曽福島線のエアロクイーンを見る度に必ず2人乗務だったので気になっていたのですが、謎が解決しました。

そして、車掌さんは運転手兼任ではなく、車掌業務が専門のようです。途中停留所では、乗車旅客の有無を確認して運転手さんに合図を送っています。左折をする時は確認して「オーライです」と一声。今の昼行便では珍しい光景ですが、ワンマンバスが普及する以前は、これが当たり前だったのかもしれませんね。



木曽福島駅前を発車後は、国道を塩尻方面へと走行します。林業で有名な木曽らしく、車窓は山ばかり。



せっかく夜行バス仕様の車両に乗車しているのだから、思いっきりフルリクライニングしてみましょう。座席をこれでもかと思う程に、めいっぱい倒します。すると、夏の青空と、緑豊かな山の木々が、私の視界に飛び込んできました。



もうすぐ夏も終わりですね・・・。周囲に誰もいないのをいいことに、座席に寝転んでいつまでも空ばかり見続けていました。



木曽福島駅前を発車してから約1時間が経過し、塩尻駅東入口が見えてきました。ここが最終乗車停留所ですが、乗車旅客は無く、この便の乗客は3人で確定。のんびり過ごせるのは嬉しいのですが、夏休みですし、もうちょっと乗客がいて欲しいところでもあります。



塩尻インターから長野自動車道、中央自動車道と走行して17時15分、諏訪湖SAで10分間の休憩です。

見惚れてしまう背の高いボディ。京王バスグループの車両は、基本12年使用なので、この車両はそろそろ引退ではないかと思われます。日頃から整備が良いのでしょう。べテランの車両とは思えないほど輝いています。そういえば、バス営業所の洗車機は地下水や再生水が使われるケースがある中、高速バス専門の世田谷営業所は水道水を採用しているのだとか。今の時代も高速バスは特別な存在なんですね。



休憩時間は10分しかありません。SAから見る諏訪湖も撮影。バスも素敵だけど、諏訪湖も素敵。あぁ、時間がもっと欲しい。

バスに戻ると、すぐに発車になりました。



8月も下旬になると、日没時刻が早まってきます。18時30分、暗くなった釈迦堂PAで最後の休憩です。隣には飛騨高山からの濃尾バスが到着。お互い長距離お疲れ様です。新宿まで頑張っていきましょう♪



中央道八王子、日野、府中、深大寺、三鷹と降車停留所が続きます。3人の乗客全員が新宿まで行くようですが、降車ボタンがない車両ゆえ、車掌さんは念のために放送と確認を行っていました。



車外は暗闇の世界。カーテンが開いている事を除けば、レギュラーワークの夜行便のようです。



終点の新宿高速バスターミナルに到着しました。今回は「これでもか!」と思うほどに独立3列シートのスーパーハイデッカー昼行便を堪能しました。乗客は3人しかいませんでしたが、運転手さんも車掌さんも、親切丁寧な接客で心地よかったです。乗りバス冥利に尽きる旅になりました。

<撮影2015年8月>

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