新宿西口の70番停留所(土気線や中央高速バス降車場所でお馴染みの28番停留所の先にあります)のデザインが新しくなりました。
今まで降車専用として使用していた夜行高速バス「やまと号」(関東バス・奈良交通)に加え、2016年1月25日から運行を開始した、関東バスの一般路線、宿01-1系統の降車停留所としても使われるようになりました。
場所は変わって新宿駅西口ロータリー。今までの宿01系統は、この場所が終点でした。平日に1便だけ運行を開始した宿01-1系統は、この場所から先程の70番停留所まで1区間延伸しています。
「新宿駅西口」の停留所から発車する「新宿西口」行き。
系統新設を知らせるお知らせ。
再び70番停留所。
今までは、早朝に「やまと号」のみが停車していました。まるで70番に発着したという実績を作るかのように、この場所で時間調整を行っている光景が見られます。
デザインが変わる前の70番停留所。
気になるのが、どうして平日に1便だけ、一般路線バスを新宿西口まで延伸させたのか?
推測ですが、今春に新ターミナル「バスタ新宿」が開業して「やまと号」の到着が新ターミナルに移転してしまっても、70番停留所に関東バスが発着する実績を残すためではないでしょうか。
・・・それにしても、そもそも、多くの高速バスが発着する中で、何故に「やまと号」だけに降車専用停留所が存在するのか?何故に関東バスがこの場所に停留所を所有しているのか?・・・昔からの疑問でした。
この疑問について、仮説をたててみると…
「やまと号」の運行開始は1988年8月。これは新宿西口高速バスターミナルを発着する初めての夜行高速路線です。「やまと号」の到着は、早朝6時15分。そして、当時の新宿西口から発車する高速バスの朝1番は、7時20分発の岡谷駅行き。「やまと号」の到着が早朝のために、バスターミナル側が対応できず、関東バスが独自で降車停留所を用意する必要があったのではないか?
実際のところはわかりませんが、「バスタ新宿」の開業が近づき、目に見える形で変化が訪れて初めているような、そんな感覚を覚えた70番の変化でした。