先日のUPした(※・バスタ新宿開業後の各路線増車便(2号車))に関連する記事です。
4月4日に開業した「バスタ新宿」には、現在のところ、2号車以降の増車便は発着していません。そのために、ピーク時間帯や週末、繁忙期には、2号車や3号車といった増車便が、旧ターミナルや、他のターミナルから発着しています。ただ、せっかく増車便を設定しても、利用者に気が付いてもらえなければ、増車した効果は少なく、バス事業者にとっては、利用者がどれだけ増車便の存在に気が付いてもらえるかが、課題なのではないかと思われます。
そこで、今回は、ある金曜日の「ドリーム福井2号」 福井駅東口発、新木場行き (※経由地:バスタ新宿(新宿駅)・東京駅日本橋口)をサンプルにして、異なる予約システムを使って、利用者が増車便の存在に気が付けるかを考えてみました。
まずは「高速バスネット」です。
「高速バスネット」で予約を進めていくと、「乗車日」と「乗車バス停」、「降車バス停」を選択する事になります。そこで、「福井駅東口」と「バスタ新宿(新宿駅)」を選択して空席検索をかけました。すると、残念ながら「ドリーム福井2号」は満席表示が出ました。この時点で諦めてしまう人もいるかと思いますが、今度は「降車バス停」を「東京駅日本橋口」に選択して空席検索をかけます。すると、「ドリーム福井2号」は2つ表示され、片方は満席表示、もう片方は空席表示がされました。つまり、2号車の設定があるものの、「バスタ新宿(新宿駅)」を通過しているから2号車が表示されなかっただけで、「東京駅日本橋口」を選択していれば、東京都内へのチケットが手に入った事になります。
今度は「発車オーライネット」です。
「発車オーライネット」で予約を進めていくと、「出発日」を選択する事になります。そこで、検索をかけると、今度は2つの便が同時に表示されました。「発車オーライネット」では、「バスタ新宿(新宿駅)」を経由する1号車も、通過する2号車も、どちらも表示されたのです。
・・・この違いは何か?
「高速バスネット」が、利用する停留所を決めてから、空席検索をしているのに対し、
「発車オーライネット」では、空席検索をしてから、利用する停留所を決めています。
利用する停留所が事前に決まっている場合は、必要な情報だけが表示されるので、「高速バスネット」や「ハイウェイバスドットコム」のように、先に停留所を選択した方が便利です。でも、この方式が便利なのは、増車便が運行されても、1号車と同じターミナルから発着する事が前提です。
しかし、今回のように、号車によってターミナルが異なる場合は、先に空席検索してから停留所を選択した方が、利用者にとっても、バス事業者にとっても、幸せな結果になるのかもしれません。(利用者が、ターミナルを間違えてしまう可能性は生じてしまいますが・・・)
もっとも、将来は「バスタ新宿」からも増車便が発着するようになるかもしれませんし、案内を強化する事によって、増車便の存在に対する認知度の向上が期待出来るので、便によって予約状況が異なるような状況は、今だけなのかもしれません。
これから、高速バスの系統の発着地が、大都市側で分散する時代が訪れるのか、集中する時代が訪れるのかはわかりませんが、「バスタ新宿」開業によって見えた、座席予約システムによる空席検索の違いでした。
4月4日に開業した「バスタ新宿」には、現在のところ、2号車以降の増車便は発着していません。そのために、ピーク時間帯や週末、繁忙期には、2号車や3号車といった増車便が、旧ターミナルや、他のターミナルから発着しています。ただ、せっかく増車便を設定しても、利用者に気が付いてもらえなければ、増車した効果は少なく、バス事業者にとっては、利用者がどれだけ増車便の存在に気が付いてもらえるかが、課題なのではないかと思われます。
そこで、今回は、ある金曜日の「ドリーム福井2号」 福井駅東口発、新木場行き (※経由地:バスタ新宿(新宿駅)・東京駅日本橋口)をサンプルにして、異なる予約システムを使って、利用者が増車便の存在に気が付けるかを考えてみました。
まずは「高速バスネット」です。
「高速バスネット」で予約を進めていくと、「乗車日」と「乗車バス停」、「降車バス停」を選択する事になります。そこで、「福井駅東口」と「バスタ新宿(新宿駅)」を選択して空席検索をかけました。すると、残念ながら「ドリーム福井2号」は満席表示が出ました。この時点で諦めてしまう人もいるかと思いますが、今度は「降車バス停」を「東京駅日本橋口」に選択して空席検索をかけます。すると、「ドリーム福井2号」は2つ表示され、片方は満席表示、もう片方は空席表示がされました。つまり、2号車の設定があるものの、「バスタ新宿(新宿駅)」を通過しているから2号車が表示されなかっただけで、「東京駅日本橋口」を選択していれば、東京都内へのチケットが手に入った事になります。
今度は「発車オーライネット」です。
「発車オーライネット」で予約を進めていくと、「出発日」を選択する事になります。そこで、検索をかけると、今度は2つの便が同時に表示されました。「発車オーライネット」では、「バスタ新宿(新宿駅)」を経由する1号車も、通過する2号車も、どちらも表示されたのです。
・・・この違いは何か?
「高速バスネット」が、利用する停留所を決めてから、空席検索をしているのに対し、
「発車オーライネット」では、空席検索をしてから、利用する停留所を決めています。
利用する停留所が事前に決まっている場合は、必要な情報だけが表示されるので、「高速バスネット」や「ハイウェイバスドットコム」のように、先に停留所を選択した方が便利です。でも、この方式が便利なのは、増車便が運行されても、1号車と同じターミナルから発着する事が前提です。
しかし、今回のように、号車によってターミナルが異なる場合は、先に空席検索してから停留所を選択した方が、利用者にとっても、バス事業者にとっても、幸せな結果になるのかもしれません。(利用者が、ターミナルを間違えてしまう可能性は生じてしまいますが・・・)
もっとも、将来は「バスタ新宿」からも増車便が発着するようになるかもしれませんし、案内を強化する事によって、増車便の存在に対する認知度の向上が期待出来るので、便によって予約状況が異なるような状況は、今だけなのかもしれません。
これから、高速バスの系統の発着地が、大都市側で分散する時代が訪れるのか、集中する時代が訪れるのかはわかりませんが、「バスタ新宿」開業によって見えた、座席予約システムによる空席検索の違いでした。