長野県小県郡、青木村にある、青木バスターミナルです。千曲バスと青木村の村営バスが発着します。
長野県の松本市と上田市を結ぶ、国道143号線。その中間、上田から約10kmの場所に位置する青木村です。
かつて、上田~青木間には、上田温泉電軌の青木線が路面電車として運行されていましたが、県道の借用の期限が切れた昭和13年に、経営困難から上田原~青木間が廃止となりました。現在の青木バスターミナルは、青木駅があった場所に設けられています。
私が訪れた2016年6月現在、上田~青木間の千曲バスは、日中60分間隔が確保されています。また、青木バスターミナルで、セミデマンド運行の村営バスに乗り継ぐ事も出来ます。
ターミナルの待合所です。
青木村の地図と観光案内。
待合所内の様子。
上田駅・下秋和車庫行きが発車しました。
上田温泉軌道の青木線は、廃止が戦前という事もあって、残されている写真や資料は多くありません。しかし、競合していた乗合バス(片山自動車)との競争は有名で、電車の直前を走る(ダイヤにない)バスを運行して乗客を集めたり、てぬぐいの配布サービスがあったりしたそうです。大正時代のエピソードです。
<撮影2016年6月>