Quantcast
Channel: バスターミナルなブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

WILLER EXPRESS北信越 「成田シャトル」

$
0
0
WILLER EXPRESS北信越 「成田シャトル」
大崎駅西口バスターミナル 13時00分発



今回のバス旅は、2016年10月31日に運行を開始した「成田シャトル」。

大崎駅と成田空港・芝山町を結ぶ路線で「空港リムジン」と「東京都心~芝山町を結ぶ路線」の2つの役割を担っています。



私が乗車する13時00分発の便は、長野営業所の担当です。東京都と千葉県を結ぶ路線で長野ナンバーというのも、いささか不思議な感じですが、このような広域運用はJRバスなどでもお馴染みなところ。(運転手さんの時刻表をチラ見したら、長野を出庫して芝山に入庫する行路のようでした)



運転手さんは、床下の各トランクに”ターミナル名”を表したマグネットを掲出。「東京~長野」を結ぶ都市間バスが、空港リムジンに変わった瞬間です。

発車10分前に改札を開始。まずは予約の方からです。運転手さんは、タブレットPCで乗客の名前を確認していました。続いて、予約のない方へと移ります。ネットで事前購入する「WEB割」(※座席数限定)なら片道1000円ですが、フリーで乗車する場合は普通運賃1200円。発車20分前までネット購入出来るようなので、余裕があれば「WEB割」を活用したいところです。私は大崎駅までの電車の中で予約決済しました。

ちなみに、この便では2人の方がフリー乗車をしていました。都市間仕様車なので、運賃箱が設置されておらず、運転手さんは手書きの乗車券らしきものを発行。もしも、フリー乗車が多い日だったら、運転手さんは忙しくなるかもしれません。



座席仕様は、ウィラーのエースともいえる10列配列の「リラックス」。この路線の専用車は12列配列なので、乗りトクな便です。



驚くことに、網棚にはブランケットが用意されていました。運転手さんに使っても良いかと尋ねると、OKとの回答。空港リムジンにブランケットなんて、なんて贅沢な便でしょうか(^^)(※念のために書きますが、都市間仕様車が間合いで「成田シャトル」に入っているので、通常の便ではブランケットはありません)



13時00分、バスは定刻通りに発車しました。首都高速2号線経由で都心環状線へと出るルートです。



大崎駅から「成田シャトル」に乗るときは、進行方向左側の座席がおすすめです。東京タワーの近くを通過するので、車窓から大きな東京タワーを望む事が出来ます。この日は天気が悪かったのが残念。



夜の乗車ならば、ライトアップが見られる可能性もあります。インバウンドのお客さまには、喜ばれるのではないでしょうか。



続いて、レインボーブリッジを渡ります。ここでも左側なら、東京のベイエリアが楽しめます。画像は以前「成田シャトル」に乗車した時に撮影したもの。この日は専用車に当たりました。座席デザインは2タイプあり、これは白色タイプ。



ちなみに黒色タイプはこんな感じ。比較的所要時間の短い空港リムジンでも、座席デザインにこだわるあたりにウィラーらしさを感じました。



順調に走行し、成田空港が近づいてきました。空港内は、第2ターミナル、第1ターミナル、第3ターミナルの順に停車します。時刻表上では、大崎駅から第2ターミナルまで1時間30分。この日は渋滞区間もありましたが、それでも気持ち早着したので、時間には余裕を持っているようです。



成田空港で「空港リムジン」の役目を終えると、向かう先は芝山町。田園風景だったり、古くからの街並みだったりと、景色が様変わりしました。



私にとって、ウィラーエクスプレスは「高速道路」や「道幅の広い国道」を走るイメージが強かったので、こんな場所も走るのかと新発見です。



終点の芝山町役場に到着しました。

印象的だったのが、ご高齢の女性がバスから降りて、家族の待つ車へと歩く光景です。空港リムジンの乗客も同様なのですが、これまで「WILLER EXPRESS」を利用する機会のなかった層と、ピンク色のバスが繋がったような気がしました。

まだ運行開始から日が浅く、空いている便が多いのが現状ですが、運行開始前のリリースには「順次増便予定」の文字もあり、どこまで便が増えていくのか楽しみなところです。「東京シャトル」や「THEアクセス成田」のように、停留所でバスを待つ長い行列が見られるかもしれません。

<撮影2016年11月>

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2317

Trending Articles