埼玉県、秩父郡東秩父村に位置する「和紙の里」です。イーグルバスが発着します。
2016年10月31日にオープンしたばかりの、道の駅「和紙の里ひがしちちぶ」。
この場所は、元々は地域伝統である細川紙の魅力を伝える施設でした。東秩父村の「和紙の里 ハブ化構想」により、日常生活・交通・観光などの中心拠点として整備。地域産業の発展に寄与する事を目的に、道の駅としてリニューアルしたものです。
ハブ化構想の一つにあげられているのが「公共交通の維持・確保」です。
村の中心に位置する「和紙の里」を、バスのハブセンターとして整備しました。鉄道の駅が無い東秩父村では、路線バスが第一の公共交通機関です。東武東上線の小川町駅~東秩父村間を結ぶイーグルバスに加え、これまで村営の有償運送だった寄居駅~和紙の里間をイーグルバスに移管。その双方を「和紙の里」で乗り継ぎする事で、利便性を高め、乗りやすい公共交通を目指しています。
バスターミナルの中央に位置する待合室。
木の質感が溢れる室内でバスを待つことができます。
バスの発着スペースは4バース。
白石車庫方面、小川町駅方面、寄居駅方面、降車用とわかれています。
村営バスから、イーグルバスに移管された、「和紙の里~寄居駅」の路線。
2016年12月現在の時刻表。
「小川町駅~和紙の里~白石車庫」の路線と、「和紙の里~寄居駅」の路線が発着し、ダイヤにより「和紙の里」で乗り継ぎが出来ます。
乗り継ぎ風景のワンシーン。左側には、白石車庫から山を降りてきた小川町駅行きが到着しました。右側には、寄居駅行きが停車中。
至近距離で、路線を乗り継ぐ事が出来ます。
運賃は、新たにゾーン制が導入されました。1エリアが大人220円で、次の地域エリアに入ると140円が加算されて360円。さらに次の地域エリアに入ると再び140円の加算で500円・・・という仕組みです。(2016年12月現在)
「和紙の里」でバスを乗り継いでもゾーンのルールは継続して適用されます。
小川町駅に向けて、バスが発車しました。
この路線は、比較的運行頻度が高く、特に小川町駅~和紙の里間は、1時間に1本程度の便数が確保されています。
さて、バスターミナルだけじゃない「和紙の里 ハブ化構想」。
ここからは、道の駅の紹介に移ります。
お客さんが絶えないのが、農産物の直売所。
これまで他の場所にあった直売所が「和紙の里」に移転してきました。新鮮な野菜や果物、花などがお手頃価格で手に入ります。
また、村内の商店と連携し、日常生活用品も購入できるのが特徴です。醤油、味噌、マヨネーズ、酢、油、カップ麺、トイレットペーパー、サンダルなど、ちょっとした生活に必要なものが手に入ります。
バスに乗って、ちょっとお買い物。そんな需要も期待できるかもしれません。
こちらはトータルサポートセンター。
東秩父村に関することなら、ここで相談してみるのが良いかもしれません。観光案内もあります。
その2へ続く