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WILLER EXPRESS 「ReBorn」発表

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WIILER EXPRESS JAPANから発表があった、新シート「ReBorn」(リボーン)の取材をさせて頂く機会がありました。



車両は、三菱ふそうのエアロクイーン。

昨年秋に登場した「ラクシア」は、ボディにピンク色のウエーブをデザインしていましたが、今回の「ReBorn」は、ブルーのウエーブを纏っています。



ピンク色ではないウィラーは新鮮。



「ラクシア」に引き続き、「ReBorn」もアイポイントの高いスーパーハイデッカー。



車内の紹介に移ります。

座席は、1-2配列×6列の、18席仕様。左側がC席、通路を挟んで右側がB席・A席です。



座席を後方から見たところ。

シェル型パーテーションなので、どんなにリクライニングしても、後方席には影響がないのが特徴。



リクライニングしていない通常の状態。(C1座席で撮影)



レッグレストを上昇し、フルリクライニングした状態。

座面が前方にスライドするので、上の画像と比較して、背面が大きく沈み込んでいるのがわかります。

リクライニング角度は156度。これまでのウィラーシートの最大角度は146度だったので、過去最大級にリクライニングする事が出来ます。



前席の下部には、フットレスト(上)と靴置き場(下)を装備。

(※一番先頭の座席にはありませんが、その分、シートピッチが広いです)



レッグレストを上げて、フルリクライニングすると、レッグレストとフットレストが連結したような状態になります。



つまり、こんな体制で身体を休める事が出来ます。全長は187cmになるので、長身の男性でもゆったり。

シートの開発において、足元空間の確保は特に力を入れたところだそうです。



参考までに、フルリクライニングした時の私の視点。空を見上げるような感じでした。



続いて、座席設備の紹介に移ります。



着席して右側には、コンセント、電動リクライニング/レッグレスト操作ボタン、小物入れ。



左側には、ドリンクホルダーと、読書灯のスイッチ。



読書灯は、好きな位置に調節可能。



前席の背面には、収納式の大型テーブルを設置。



車両がスーパーハイデッカーになったことで、これまでに比べて約10パーセント、走行音が静かになりました。更にシェル型パーテーションに囲まれる事で、より一層の静音効果が期待出来ます。



車両にトイレは設置していませんが、B席の方がフルリクライニングしていると、A席の方が通行するのに、リクライニングを戻してもらう必要があるので、一定の休憩時間を定め、全員が同じような動きをする方が、B席・A席の方も気兼ねなく休めるかもしれません。



「ReBorn」は、繭型パーテーションでプライベート感を高めた「コクーン」と、ゆったり配列の「ビジネスクラス」の長所を足して進化したような座席でした。

高速バスは疲れる・移動は疲れるというイメージを覆し、上質な車内環境を提供する事で、高速バスと人との関係に変化を与え、人々が高速バスに「最高の休息」を求める時代を生み出す。(コンセプトより)

3年かけて開発した新シートは、「快適」から「休息」への、新たな挑戦となるシートです。



運行開始は、関東関西線路線が2月17日、関東愛知路線が3月17日で、運賃は、前者が10800円~、後者が8800円~。



最後に、運転手さんの体調を見守る「フィーリズムセンサー」。全営業所に配備が完了したそうです。

車両データ
WILLER EXPRESS西日本
「ReBorn」 エアロクイーン 堺200か・575
「ReBorn」 エアロクイーン 堺200か・578
座席メーカー:天龍工業

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