2018年1月14日、京成バスが運行する「新小岩駅東北広場~東京ディズニーリゾート線」特急路線バスが運行を開始しました。
バスには特急表示と停車停留所を表示したサボが装着されています。
車両は、元「シャトル☆セブン」専用車の日野ブルーリボンシティ ハイブリッド。私はE406とE407の2台を確認しました。
総武快速線と総武線各駅停車が発着する新小岩駅東北広場の路線案内図。
環状七号線をひたすら南下し、東京湾まで出ると左折して東京ディズニリゾートへと向かいます。
このような南北縦断の優等系統は、亀有駅(常磐線各駅停車)と小岩駅(総武線各駅停車)から環七シャトルバス「シャトル☆セブン」が、一之江駅(都営新宿線)、葛西駅(東京メトロ東西線)、葛西臨海公園駅(京葉線)を経由して東京ディズニリゾートまで急行運行していますが、今回の新路線は停車停留所を急行系統よりも更に絞った特急運行となっており、「シャトル☆セブン」の愛称は付いていません。
特急路線バスの車内です。
元「シャトル☆セブン」専用車だけあって、ハイバックシート仕様となっています。
車内路線図。
本当に停留所が厳選されているといった感じです。
環状七号線は3車線の幹線道路で、PTPS(公共車両優先システム)により交通信号の間隔が調整されたり、停留所の少ない優等系統ゆえに交差点のオーバーパスを通過出来たりと、優等系統の強みを生かした運行がされています。各停留所に停車する都営バスを追い抜いたりする事もあるなど、速達性を実感出来ました。
東京メトロ東西線が発着する葛西駅のバスポール。
2018年1月14日現在の葛西駅時刻表。
都内の城東地区は、都心と郊外とを東西に結ぶ鉄道路線が発達している反面、南北の交通は弱い面がありました。高頻度運行で速達性の高いバスの優等系統は、南北移動の基幹となる交通手段です。
城東地区、環状七号線の南北移動は、今回運行開始した「特急路線バス」
急行系統の環七シャトル「シャトル☆セブン」
各駅停車的存在となる京成や都営バスの一般路線等が担う事になります。
都営新宿線が発着する一之江駅(南方面)でのワンシーン。
急行系統の「シャトル☆セブン」と、各停留所に停車する都営バスが1枚の画像に収まりました。ちなみに「特急路線バス」の東京ディズニーリゾート方面は、一之江駅には停車しないので後ろのオーバーパスを通過していきます。
再び葛西駅。
錦糸町駅・東京スカイツリータウンへの高速バスや、羽田空港、成田空港へのリムジンバスも、環状七号線を南北に走行するバスです。
(葛西駅でバスを見ていると結構楽しいです♪)
運行開始した特急路線バス。南北移動の主軸として、東京ディズニーリゾートへの足として、発展が期待されます。