2018年3月18日のダイヤ改正で、列車名が「ふじさん号」に変更となる、小田急の「あさぎり号」にお名残乗車してきました。
新宿駅2番ホームに停車している「あさぎり号」。
「あさぎり号」には、RSEや371系、SSEの時代からお世話になりました。
ダイヤ改正後も車両や運転区間はこれまでと変わりませんが、慣れ親しんだ列車名が消滅するのは、やはり寂しいです。
3月3日に完成した複々線区間へ。
私が頻繁に撮影に通うバスタ新宿の前には、屋外大型ビジョンが設置されています。
そこには1年前から「小田急が50年以上追い続けてきた夢」というフレーズを入れて、小田急複々線完成のCMが流されてきました。
幼少の頃から「小田急線は将来、複々線になる」と聞かされていましたが、それがいよいよ完成してダイヤ改正を迎えると思うと、道のりは長かったと感じます。
地上時代の豪徳寺~経堂間で撮影した1枚。2600系の向ヶ丘遊園行きが通過していきました。
親に連れられ、小田急線の線路脇で電車を見せてもらったのを憶えています。
当時、経堂には検車区があり、主にロマンスカーの基地になっていました。
その後、複々線化事業が本格化しても、用地買収が済んだ土地に看板が立つ位で、完成なんて果てしなく遠い未来の話だと思っていました。
あれから30年近くが経過しました。
こうやって急行線を通過していく列車を眺めていると、小田急の複々線化事業は本当に完成したんだな・・・と実感をします。
長年の夢である、複々線化事業が完成した小田急が、次の目標とするものは何でしょうか。
新百合ヶ丘駅に到着。ここで降車しました。
短い時間でしたが、「あさぎり号」の名残を惜しむと共に、小田急の新しい時代の訪れを感じた乗車でした。