2018年3月28日より、バスタ新宿で「ETC2.0 高速バスロケーションシステム実証実験」が始まりました。
これは、車両データの捕捉が出来る「ETC2.0」の機能を使い、バス利用者にリアルタイムで情報提供を行うものです。
バスタ新宿では、3階と4階に大型ディスプレイを設置し、富士五湖線・甲府線・松本線・袖ケ浦/木更津線、常陸大宮/常陸太田線の5路線(全便ではない)で、高速バスの到着案内を始めました。
例えば、富士五湖線。
15時35分着の河口湖駅発「富士急 1410便」は15時30分にバスタ新宿に到着済み。
15時55分着の山中湖平野発「京王 1112便」は30分遅れて、幡ヶ谷を通過。
・・・こんな感じで、到着便の情報が提供されます。
幡ヶ谷、中央道日野BS、八王子IC、海ほたる・・・多くのチェックポイントがあるのがわかります。
ETC2.0という共通のプラットフォームを利用する事で、バスロケーションシステムを展開していない事業者でも、このような情報提供を行う事が出来るようになりました。
各ポイントで集められたデータは「ETC2.0高速バスロケーションシステム」に集約されてダイヤ情報との比較後、ターミナルのディスプレイや、専用アプリをインストールした利用者のスマートフォンに表示したり、バス事業者やターミナル会社に送られて、バスの運行管理に利用する事が出来ます。
さて、幡ヶ谷通過と表示されていた「京王 1112便」が、初台を通過しました。
そろそろバスが到着しそうです。
バスタ新宿に「京王 1112便」が到着しました。
現状では、5路線12事業者のみですが、今後は路線を拡大し、事業者数もバスタ新宿に乗り入れる全117社に拡大していく予定だそうです。
ETC2.0で、高速バスの「見える化」が進みそうです。