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岩手県交通 高田バスターミナル

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岩手県陸前高田市の岩手県交通「高田バスターミナル」です。岩手県交通の旧高田営業所で、高田地区の路線バスを担当します。陸前高田は2011年3月11日に発生した東日本大震災による被害が特に大きく、現在は高田バスターミナルの機能はありません。

高田バスターミナルの正確な位置はわからず、付近の画像を掲載しました。恐らく画像の右側だと思われますが、作業員の方が作業を行っていましたのでカメラを向けませんでした。



高田バスターミナル付近にある大船渡線の陸前高田駅ホームです。



私が訪れた2012年4月では、一部を除いて、ほぼ瓦礫の除去作業は終わり、更地になっていました。



国道340号線を走る宮城交通の都市間高速バス「仙台〜千厩・気仙沼・大船渡線」。集められたこの大量の瓦礫の反対側に高田バスターミナルがあります。



震災前は、都市間高速バス「仙台〜千厩・気仙沼・大船渡線」の陸前高田地区の停留所は、海岸近くの「道の駅高田松原」でした。現在は高台に移転した「陸前高田市役所前」が陸前高田地区の停留所になっています。その陸前高田市役所前へと進む盛行き。



気仙沼から陸前高田の街に入るには気仙川という川を渡らなければなりません。陸前高田には2つの橋があります。その一つが画像の姉歯橋。津波により流出してしまいました。



道路は寸断されています。



そしてもうひとつが姉歯橋の下流側にある気仙大橋。こちらも津波により流出してしまいました。左に見えるのは気仙大橋の仮橋。



気仙大橋は河口のすぐ近くにあります。奇跡の1本松が残っているのもこの付近です。



2012年4月現在、都市間高速バスを除くと、気仙沼〜陸前高田間を結ぶバスは岩手県交通の「特急一関〜大船渡線」2往復しかありません。その特急バスが気仙大橋の仮橋を渡ります。

2011年7月に仮橋が完成するまで、気仙沼と陸前高田を行き来するには上流方向に大きく迂回する必要がありました。物流も人の流れも大きく妨げられ、多大な影響が出ました。対岸まで約200m、目の前に対岸はあるのに川を越える事ができない…。普段、私たちが何気なく通過している道路にも川だったり、立体交差だったりと、大小問わず橋はあります。当たり前のように生活していると橋の有り難さには気が付きませんが、ここを訪れて橋の重要性を思い知らされました。

池袋と三陸を結ぶ夜行高速バス「けせんライナー」も、この橋を渡る事ができずに「池袋〜気仙沼」と「池袋〜陸前高田・大船渡・釜石」の2ルートに分断を余儀なくされていた時期があります。


高田バスターミナル


気仙大橋

<撮影2012年4月>

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