ベイラインエクスプレス「WILLER EXPRESS」
名古屋~横浜・川崎線
名古屋駅太閤通口17時15分発
今回乗車するバスは、ベイラインエクスプレスが運行する「WILLER EXPRESS」です。
夕方は17時過ぎ。名古屋駅太閤通口ビックカメラ前です。
まもなくしてピンク色でお馴染みのバスが、のりばに到着しました。この便が関東方面へ向かう本日の昼行最終便となります。
フロントには「名古屋→横浜・川崎」と表示されたサボが差し込まれていました。
そう、この便は新宿や東京といった東京都内へは行きません。名古屋から神奈川県の横浜・川崎だけに向かう昼行便です。これまでどの事業者も同区間だけをターゲットにした昼行便を走らせた事はなく、いわば「WILLER EXPRESS」が開拓している市場です。果たして、どれくらいの乗客がいるのだろうかと興味を持ち、今回の旅行で選択してみました。
発車時刻は17時15分。集まった乗客は16人です。平日のド真ん中、水曜日で4割の乗車率となりました。
この便が発車する15分前には、バスタ新宿への昼行最終便が発車しているので、関東方面への高速バスゴールデンタイムといったところ。バスタ新宿行きにはどれくらいの乗客が乗車していたのでしょうか。
私が「WILLER EXPRESS」を選択した理由は、もう一つありました。
昼行便で始まった「WILLER THESTER」(ウィラーシアター)を体験してみたかったのです。
「ウィラーシアター」とは、専用アプリをダウンロードし、車内のFREEWi-Fiに接続することで、無料で映画やバラエティ、オーディオブック等を(自分自身の)スマートフォンやタブレットで楽しむ事が出来るサービスです。飛行機に例えれば、JALやANAのような機内エンターテイメントサービスが、高速バス車内でも楽しめるようになったという訳です。
必要なものは、アプリをダウンロードしたスマートフォンかタブレットだけ。もちろん周囲に迷惑とならぬよう、ヘッドホンも必須です。
「ウィラーシアター」を立ち上げると、20本以上の作品がラインナップされていました。作品は3ヶ月ごとに更新されます。
アプリを立ち上げ、お笑い番組やオーディオブックを流すように視聴した後、映画を見る事に決めました。いくつかあるラインナップから選択したのは、2018年に公開され、スピルバーグ監督がメガホンを握った近未来SFアクションです。140分あるので、じっくりと楽しめそうです♪
18時45分、浜松SAに到着。
他の高速バスブランドと比較して、30分間という長い休憩時間が設けられていました。私は映画を中断し、休憩時間を活用してトイレと買い物を済ませました。一日の長い6月ですが、さすがにそろそろ日没です。
バスの駐車スペースには、名古屋を15分前に発車した、バスタ新宿行きも駐車していました。気になる乗車率ですが、新宿行きの車内をのぞき込むと、概ね、横浜・川崎行きと同じくらいのようです。
19時15分、バスは発車しました。
浜松SAで購入した「三ヶ日みかんバームクーヘン」と「三ヶ日みかんジュース」をつまみに、映画の世界へと戻りましょう。アプリは映画の中断箇所を記憶しているので、ストレスなく中断したシーンから再生されます。
私は映画を再生している最中、スマートフォンを手に持って視聴していました。
どこかにスマートフォンを固定出来たならば、、、と思いましたが、構造上、それは難しいようです。
暗くなった新東名高速道路をひたすら走り、東名高速道路と合流すると、21時00分に足柄SAに到着。ここでも30分間の休憩です。映画は佳境へと突入していましたが、せっかくの休憩なので中断して外へ出ることにしました。夜風が気持ちいいです。
気分転換を図る事が出来たので、バスに戻りました。21時30分に発車です。
ほどなくして映画が幕を閉じたので、「睡眠」をテーマにしたオーディオブックに切り替え、軽くウトウトと過ごしました。
気が付けば、東名高速道路を降りて、保土ヶ谷バイパスへと進路をとっていました。
22時53分、ほぼ定刻通りにYCAT(横浜駅東口)に到着。ここで13人の大量降車です。
私を含め3人となった乗客を乗せ、終点の川崎駅に向けて1国(※国道15号線)を淡々と走行します。
そして、23時35分、終点の川崎駅に到着。お疲れさまでした。
・・・今回、名古屋駅から6時間20分かけて川崎駅へと移動してきました。時間帯が良かったという要素はありますが、長い期間、開拓されていなかった昼行便の「名古屋~横浜・川崎間」でも、それなりに高速バスで移動する層が存在するとわかったのは収穫でした。(川崎がもっと伸びたらいいですね(^^))
あと、「ウィラーシアター」のおかげで、長時間の旅でも、それほど長く感じなかったのは有り難かったです。思い起こしてみると、私がバスの車内で映画を見たのは、2010年に北海道で乗車した高速バス以来です。座席のマルチステレオにヘッドホンを挿して、前方モニターに流れる映画を眺めていたのをおぼえています。もちろん、映画のタイトルは決められていて選択できませんでしたが、それでも楽しい娯楽の一つでした。長距離の昼行高速バスと映画は相性が良いと思うので、もっと普及や発展をするといいな・・・と将来に期待をします。
<撮影2019年6月>
名古屋~横浜・川崎線
名古屋駅太閤通口17時15分発
今回乗車するバスは、ベイラインエクスプレスが運行する「WILLER EXPRESS」です。
夕方は17時過ぎ。名古屋駅太閤通口ビックカメラ前です。
まもなくしてピンク色でお馴染みのバスが、のりばに到着しました。この便が関東方面へ向かう本日の昼行最終便となります。
フロントには「名古屋→横浜・川崎」と表示されたサボが差し込まれていました。
そう、この便は新宿や東京といった東京都内へは行きません。名古屋から神奈川県の横浜・川崎だけに向かう昼行便です。これまでどの事業者も同区間だけをターゲットにした昼行便を走らせた事はなく、いわば「WILLER EXPRESS」が開拓している市場です。果たして、どれくらいの乗客がいるのだろうかと興味を持ち、今回の旅行で選択してみました。
発車時刻は17時15分。集まった乗客は16人です。平日のド真ん中、水曜日で4割の乗車率となりました。
この便が発車する15分前には、バスタ新宿への昼行最終便が発車しているので、関東方面への高速バスゴールデンタイムといったところ。バスタ新宿行きにはどれくらいの乗客が乗車していたのでしょうか。
私が「WILLER EXPRESS」を選択した理由は、もう一つありました。
昼行便で始まった「WILLER THESTER」(ウィラーシアター)を体験してみたかったのです。
「ウィラーシアター」とは、専用アプリをダウンロードし、車内のFREEWi-Fiに接続することで、無料で映画やバラエティ、オーディオブック等を(自分自身の)スマートフォンやタブレットで楽しむ事が出来るサービスです。飛行機に例えれば、JALやANAのような機内エンターテイメントサービスが、高速バス車内でも楽しめるようになったという訳です。
必要なものは、アプリをダウンロードしたスマートフォンかタブレットだけ。もちろん周囲に迷惑とならぬよう、ヘッドホンも必須です。
「ウィラーシアター」を立ち上げると、20本以上の作品がラインナップされていました。作品は3ヶ月ごとに更新されます。
アプリを立ち上げ、お笑い番組やオーディオブックを流すように視聴した後、映画を見る事に決めました。いくつかあるラインナップから選択したのは、2018年に公開され、スピルバーグ監督がメガホンを握った近未来SFアクションです。140分あるので、じっくりと楽しめそうです♪
18時45分、浜松SAに到着。
他の高速バスブランドと比較して、30分間という長い休憩時間が設けられていました。私は映画を中断し、休憩時間を活用してトイレと買い物を済ませました。一日の長い6月ですが、さすがにそろそろ日没です。
バスの駐車スペースには、名古屋を15分前に発車した、バスタ新宿行きも駐車していました。気になる乗車率ですが、新宿行きの車内をのぞき込むと、概ね、横浜・川崎行きと同じくらいのようです。
19時15分、バスは発車しました。
浜松SAで購入した「三ヶ日みかんバームクーヘン」と「三ヶ日みかんジュース」をつまみに、映画の世界へと戻りましょう。アプリは映画の中断箇所を記憶しているので、ストレスなく中断したシーンから再生されます。
私は映画を再生している最中、スマートフォンを手に持って視聴していました。
どこかにスマートフォンを固定出来たならば、、、と思いましたが、構造上、それは難しいようです。
暗くなった新東名高速道路をひたすら走り、東名高速道路と合流すると、21時00分に足柄SAに到着。ここでも30分間の休憩です。映画は佳境へと突入していましたが、せっかくの休憩なので中断して外へ出ることにしました。夜風が気持ちいいです。
気分転換を図る事が出来たので、バスに戻りました。21時30分に発車です。
ほどなくして映画が幕を閉じたので、「睡眠」をテーマにしたオーディオブックに切り替え、軽くウトウトと過ごしました。
気が付けば、東名高速道路を降りて、保土ヶ谷バイパスへと進路をとっていました。
22時53分、ほぼ定刻通りにYCAT(横浜駅東口)に到着。ここで13人の大量降車です。
私を含め3人となった乗客を乗せ、終点の川崎駅に向けて1国(※国道15号線)を淡々と走行します。
そして、23時35分、終点の川崎駅に到着。お疲れさまでした。
・・・今回、名古屋駅から6時間20分かけて川崎駅へと移動してきました。時間帯が良かったという要素はありますが、長い期間、開拓されていなかった昼行便の「名古屋~横浜・川崎間」でも、それなりに高速バスで移動する層が存在するとわかったのは収穫でした。(川崎がもっと伸びたらいいですね(^^))
あと、「ウィラーシアター」のおかげで、長時間の旅でも、それほど長く感じなかったのは有り難かったです。思い起こしてみると、私がバスの車内で映画を見たのは、2010年に北海道で乗車した高速バス以来です。座席のマルチステレオにヘッドホンを挿して、前方モニターに流れる映画を眺めていたのをおぼえています。もちろん、映画のタイトルは決められていて選択できませんでしたが、それでも楽しい娯楽の一つでした。長距離の昼行高速バスと映画は相性が良いと思うので、もっと普及や発展をするといいな・・・と将来に期待をします。
<撮影2019年6月>