来たる2019年11月1日、東京ディズニーランドでは、バスターミナルの「のりば変更」が行われます。
単純に「のりば」が変更になるだけではなく、ターミナルを跨いだ変更も行われます。高速バスの観点から、その様子を見に行ってきました。
JR舞浜駅からも近い、旧来のバスターミナル。現在は「バスターミナル・イースト」と案内しています。
たくさんの「のりば」が並んでいますが、高速バスが使用しているのは、3バースのみです。昼行高速バスが発着する1番と2番、それから、空港リムジンと夜行高速バスが発着する8番が、高速バスのバースです。
昼行の高速バスが発着する1番と2番。
1番の行先は御覧の通り。
横浜駅や新宿駅へのバスが発着する2番を含めて、数多くの昼行路線が集まります。
こちらは8番。
羽田空港や成田空港へのリムジンバスと、「ドリーム号」を中心とした夜行高速バスが集まります。
特に、夜行高速バスは8番だけで全路線を担当しているだけに、行き先の数は凄まじく多いです。
こちら(↑)が表面・・・
そして、こちらが裏面です。
ピーク時は5分間隔で夜行高速バスが発車していきます。
11月1日の「のりば変更」で、一番動きが大きいのが8番発の夜行高速バスです。この8番からの発車は無くなり、ここからの発車は空港リムジンバスのみとなるようです。(※まだリリースが出ていない事業者があるので推測を含みます)
9番以降のバースは、京成バスの「シャトルセブン」やホテルへのバス等が発着していましたが、11月1日以降は昼行高速バスにも開放されます。昼行高速バスの枠が広がった事も理由なのか、松戸駅や吉祥寺駅といった新路線が発表されました。
さて、8番からの発車がなくなった夜行高速バスは「バスターミナル・ウエスト」に移る事になりました。
「ウエスト」は、高速ツアーバスが乗合移行をするタイミングで作られたターミナルで、以前は「東京ディズニーランド・バスターミナル・アネックス」と案内していました。現在、高速ツアーバスから乗合移行したブランドの高速バスはここから発着しています。
11月1日の「のりば変更」を前に、のりばの増設工事が進んでいます。
これまでは14~17番、18~22番の9バースでしたが、新たに23~28番の6バースが作られました。
11月1日以降、「バスターミナル・ウエスト」は、14~28番の計15バースを持つターミナルとなります。
一部のバス事業者HPでは、新しいのりば番号も発表されています。
例えば、JRバス東北は26~28番、「夕陽号」は27番、「やまと号」は28番といったところです。
ターミナルが「ウエスト」に変更される事で、舞浜駅からは離れてしまいましたが、東京ディズニーランドのゲートまでの距離は「イースト」と大差ないので、乗客の移動距離という面では影響は少なそうです。
また、「グッドネイバーホテル」へのバスも、「イースト」から「ウエスト」へ移転するようです。
まとめると、今まで「イースト」の8番から発車していた夜行高速バスと、「グッドネイバーホテル」へのバスが「ウエスト」に移転。「イースト」では、これまで1番と2番にまとめられていた昼行高速バスののりばが9番以降にも増えて再編成。こんな感じです。
最後に「のりばの変更」は「東京ディズニーランド」だけではなく、「東京ディズニーシー」でも行われます。11月1日以降、高速バスでTDRを利用する際は、バスの発着場所に注意する必要があります。
追伸:先程も書きましたが、まだリリースが出ていない事業者があるので、推測を含んだ内容で記事を書きました。この点はご了承下さい。