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・整備の進む「東京BRT」

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現在「東京BRT」の整備工事が進んでいます。

「東京BRT」とは、臨海地域と東京都心とを結ぶ新しい交通機関です。「東京2020」の開催地の一つである臨海地域は、都心からの距離の割に時間がかかり、交通の不便な地域です。近年開発が進み、今後も交通機関に対する需要の伸びが期待できる事から、バスを進化させた「東京BRT」の整備が決まりました。

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まずは新橋駅。

「ゆりかもめ」の新橋駅高架下に「東京BRT」用のバスベイが姿を現しました。

ここは臨海地域→虎ノ門方面のバスが発着する場所です。

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バスべイには、正着性を高める縁石が採用されています。

縁石の底がラウンド形状(曲線)をしているのが特徴です。

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バリアレスの縁石はこれから普及が進むであろう分野で、どれだけバスを歩道に寄せられるか、段差を少なく出来るか、運転手さんの負担を減らせるか、コスト面を含め、発展が期待されています。

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↑正着性を高める縁石から通常縁石へのジョイント部分

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反対車線の臨海地域方面は、まだ整備工事は始まっていませんでした。

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この縁石も、いずれバリアレスに交換されるのでしょう。

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JR新橋駅には、「東京BRT TOKYO BRT」のサインが準備されています。目隠しが外される日が楽しみです。



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続いて、ここは勝どき地区。

勝どき地区には「東京BRT」の停留所が設けられます。「東京BRT」が走行する環状2号線は、勝どき地区を高架で通過しますが、交差点の前後にスロープが設置され、地平階に降りる事も出来ます。高架には停留所を作れないので、おそらく地平階での発着になるのでしょう。

(※プレ運行時(一次)では交差点を曲がる予定です)

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私が訪れた2020年1月現在、勝どき地区では「東京BRT」関連の整備工事は見つけられませんでした。この辺りにバスベイが設けられるのでしょうか???

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余談ですが、「東京BRT」の運行が始まると、勝鬨橋経由で「豊海・勝どき地区~東京都心」を結んでいる都04系統「グリーンアローズ」への影響はあるのでしょうか。近年では東京駅への直行系統を朝に運行開始するなど、都心への速達性を高めたダイヤ設定をしたあたり、「東京BRT」の運行開始を視野に入れているのかもしれません。この先は流動的な話ですが、本格運行で「東京BRT」が表定20km/hで運行出来ると仮定すると、新橋~晴海が10分圏内という算出があるので、新橋~勝どきは更に短い所要時間となります。地下鉄「大江戸線」も含め、人の流れが変わるかもしれません。



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最後に晴海地区です。

プレ運行時(一次)の終点となる晴海二丁目には、「東京BRT」のバスターミナルと車両基地が設けられます。

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ターミナルの整備工事が進められています。

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この場所でも、正着性を高めるバリアレス縁石を見る事が出来ました。

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ここは、ターミナルの出入り口でしょうか。

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工事のお知らせには、「車両基地整備工事」や「BRT暫定ターミナル」の文言がみられました。

ちなみに、今回「東京BRT」のターミナルと車両基地が整備される場所は、かつて東京都港湾局の専用線である「晴海線」(1989年:平成元年廃止)の機関区があった場所です。(興味のある方は検索してみて下さい)

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↑今も残る専用線の晴海橋。

専用線の車両基地のあった場所に、31年の歳月を経て、BRTの車両基地が出来るなんて、歴史は繰り返すものですね。

それどころか「晴海線」は分岐して汐留(新橋地区)への「月島線」という構想もありました。晴海と新橋を結ぶ路線だなんて、まさに「東京BRT」に含まれる1ルートです。「東京BRT」は、幻に終わった「月島線」の生まれ変わりなのかもしれません。



追伸:目撃情報ありがとうございました&コメント反映遅れます。

<撮影2020年1月>

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