最近、2020年3月29日に運用を開始する、羽田空港の「新飛行経路(南風)」実機飛行確認が行われています。
この飛行経路の変更は、羽田空港の滑走路使用方を見直し、同空港に発着する便数(国際線)を増やす事を目的としたものです。
特に南風運用時の着陸では東京副都心の上空を通過するために、渋谷や新宿といった都市の上空を飛行する航空機が見られるようになりました。
バスタ新宿の上空も「新飛行経路(南風)」のルート上にあたります。
「新飛行経路(南風)」が運用されるのは、国際線の需要が集中する午後の時間帯(15時00分~19時00分)を想定しています。
好天時は人口衛星を利用した「RNAV方式」で滑走路に進入できるので高度を高くとれ、騒音への対策を行いました。新宿周辺上空では約3500フィート(約1050m)上空を飛行するとの事です。ちなみに悪天候時は滑走路からの電波を利用した「ILS方式」となるために約3000フィート(約900m)上空となります。
バスタ周辺で確認したところ、新宿付近の飛行ルートは使用滑走路により2種類あるようです。
こちらは羽田空港の「A滑走路(16R)」に着陸する航空機。
バスタ新宿よりも西側を飛行していました。
羽田空港に向けて高度を下げていきます。
そして、バスタ新宿のほぼ上空を通過するのは、羽田空港の「C滑走路(16L)」に着陸する航空機。
エンジンの音を響かせてバスタ上空を飛行していきました。それなりに音はしますが、新宿駅という場所柄なのか、それほど気になりませんでした。
「バスが好きで、かつ飛行機も好き!」という方には、「新飛行経路(南風)」運用時のバスタ新宿は、堪らないスポットになるのではないでしょうか。
夏場は南風が多いので、午後にはこのようなシーンがたくさん見られそうです。