検査標章2月。JR東海バスの新車、スカニアInterCityDD(アストロメガ)、D71-1902号車です。
JR東海バスにもInterCityDDが登場。
JRバス関東、西日本JRバスのグラン仕様車と同様に「3列クレイドル・シート」+「4列シート」のトイレ付き2クラス仕様です。
2020年6月より、東名ハイウェイバス「新東名スーパーライナー」で運行を開始。その後「ドリームなごや号」の運行も始まりました。
D71-1902 名古屋230あ1902
東名ハイウェイバスにとって、初めての「3列クレイドル・シート」+「4列シート」の2クラス仕様という事で、興味深いのが運賃形態です。
夜行便は3列の「ドリーム」と4列の「青春ドリーム」で運賃形態が分かれていますが、昼行便の東名ハイウェイバスは「プレミアム・シート」や「ビジネス・シート」のような上位クラスのシートを除いて、3列であっても4列であっても運賃形態は同じで価格は変わりません。ところがInterCityDDは3列と4列の2クラス。どうやって運賃に差を付けたのでしょうか。もしかして、上位クラスのシートのように「クレイドル・シート」運賃を設けたのでしょうか。しかし、それだと全座席数の3/4近くが上位クラスになってしまいます。
そこで調べてみると、東名ハイウェイバスでも上位クラスのシートと同様に「クレイドル・シート」運賃を設定していました。但し、2020年7月現在では「運行開始記念価格」として、通常の普通運賃と同額の設定です。従って、当日購入のケースでは、2階の「3列クレイドル・シート」も1階の「4列シート」も価格は同額になります。一方、差が出るのは早割のような割引運賃で、こちらは2階の「3列クレイドル・シート」の方が1階の「4列シート」よりも100円高く設定していました。
「運行開始記念価格」が終了すれば、3列と4列で大きく差が出るかもしれませんが、少なくとも現時点では、当日購入は差額なし、割引運賃は100円差となりました。