宮城県気仙沼市、JR気仙沼線の陸前階上駅(りくぜんはしかみ)です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、JR気仙沼線は大きな被害を受けました。JR東日本と地元自治体の協議によって、JR気仙沼線の仮復旧はBRT(バス高速輸送システム)に決まり、2012年8月20日にBRTが暫定開業、この陸前階上駅〜最知駅間の約2、1kmがバス専用道開業の最初の1区間となりました。ちなみに路線バスの停留所ではなく、あくまで代替バスの駅です。
暫定開業に備え、新たに改装された陸前階上駅の駅舎です。飲料の自動販売機があります。
中に入ると、待合室と運行情報のモニターが設置されています。改札はありません。
「ロケーションシステム」による気仙沼線の運行情報です。バスの現在地点が表示されています。
ホームに出てみましょう。BRTになる前は1面2線の交換駅で、跨線橋を渡ってホームへ向かうタイプでした。現在は跨線橋は閉鎖され、段差無く直接ホームに向かう事が出来ます。
左側が気仙沼方面のホーム、右側が柳津方面のホームです。バス専用道内の所々に行き違いの為の退避所が設置されているので、駅ホーム内でのバスの行き違いはありません。
柳津方面のホームです。駅名看板があります。
柳津行きが到着しました。
ホームに貼られている時刻表。運行本数は多く、日中でも1時間に1本が確保されています。
まだバス専用道は陸前階上駅〜最知駅間の1駅しかありません。柳津方向のバス専用道の出入口にはゲートがあります。
柳津方向から気仙沼駅行きのバスがやってきました。国道45号線から側道に入り、バス専用道に向かうシーン。
岩井崎踏切で左折、バス専用道に入ります。
ゲートが上がり、バスは奥に見える陸前階上駅へと向かいます。
2012年9月現在、岩井崎踏切から柳津方向は専用道への工事は行われていませんでした。レールの剥がされた路盤が続きます。
<撮影2012年9月>