検査標章3月。関鉄観光バスの新車、三菱ふそうエアロエース、2231号車です。
関鉄観光バスの「TMライナー」にエアロエースの新車が登場。4月1日から運行を開始しました。
関東鉄道に入った令和顔エースにはフロントの装飾はありませんが、こちらは装飾付きです。
車内仕様は、4列×13列、トイレ付きです。
具体的に書くと、運転手さん側が13列(26席)、補助席が12列(12席)、ドア・トイレ側が11列(22席)となります。
補助席を含めて60席トイレ付きの大きな輸送力を誇ります。
座席は、天龍工業製の超軽量「13列専用シート」を採用しました。
デザインは、表面は「水戸の梅」を表現したピンク色。
後面は「つくばの科学」を表現した青色と「つくばの自然」を表現した緑色です。
730mmピッチですが、薄型シートのおかげか、それほど狭いという印象は持ちませんでした。それなりに足も延ばせます。
補助席を除き、USBポートを設置しています。
フリーWiFiも飛んでいるので、座席数は多くても、設備は充実しています。
13列の実現に軽量を追求した故なのか、座席のリクライニング機能は省略されました。
もっとも、1~2時間程度の比較的短距離路線を想定していると思うので、座席数とのバランスはケースバイケースで考える必要があるのかもしれません。
13列仕様は、しずてつジャストラインの64席仕様から始まり、名鉄バス65席仕様(補助席が1席増)、そして今回の関鉄観光バス60席トイレ付き仕様と、バリエーションが増えつつあります。座席定員が欲しい路線にはうってつけかもしれません。
今後も採用事業者が増えていくのか、注目されます。
2231TC 水戸200か1737