京王バスからリリースがありました。
京王電鉄バスが運営する高速バス座席予約システム「SRS」では、12月17日からバス事業者向けに、ダイナミックプライシング(価格変動制)機能のサービス機能を開始するそうです。
これは、株式会社「空」のダイナミックプライシングシステム「MagicPrice」と「SRS」を連携させるもので、これにより、高速バスの座席予約システムに「SRS」を採用しているバス事業者は、データの取り込み・分析・価格決定を高速化する「MagicPrice」の機能を利用して、ダイナミックプライシングを活用した座席販売が可能となります。
高速バスの座席予約システムに「SRS」を採用しているバス事業者にとっては、ダイナミックプライシング導入へのハードルが下がりました。高速ツアーバスから移行したバスブランド以外で、ダイナミックプライシングを導入している高速バス路線は、まだ少ないのが実状ですが、大手高速バス予約システムの一つ「SRS」が環境を整えた事で、これからダイナミックプライシングを活用する高速バス路線が増えていくのかもしれません。
余談ですが、今回のリリースは記者発表会を実施したそうです。利用者に直接関係のあるリリースではないだけに、旧態依然の体制であれば「報道機関にリリースを届けて終了!」となっていたのではないでしょうか(もしくはリリースすら出さないかもしれません)。メディアを活用した発表は、利用者に対しても「高速バスに力を入れている姿勢」を伝えているようにも感じられました。