2021年12月20日、JRバス関東の新路線「東京駅~国際展示場駅・東京ビッグサイト・東京港フェリーターミナル線」が運行を開始しました。
座席定員制ですが、一般路線の扱いのようで全区間一般道を走行します。全線乗車した場合の運賃は400円(IC350円)。国際展示場駅~東京港フェリーターミナル間のような区間利用も可能で、この場合は210円(IC200円)となります。
沿線の様子を撮影してきました。
勝どき地区の環二通り、高架区間を走行するJRバス関東。
勝どき地区を高架で通過する乗合バスは初登場。回送の都営バスや京王バスが通過したり、地平経由で「東京BRT」の京成バスが通過したりと、環二通りは見かけるバスの種類が豊富になってきました。
豊洲大橋を渡り、晴海から豊洲市場へ。
画像右側のバスベイは、これから「東京BRT」プレ運行(2次)が始まると「豊洲市場」停留施設となるスペースです。
「東京BRT」も将来の検討路線として「銀座・東京」の名前があがっています。区間によっては、今回開業したバスとのライバル関係になるかもしれません。
東京港フェリーターミナルを発車し、東京ビッグサイトへと向かうシーン。
そして、東京ビッグサイトにJRバスが入場します。
有明客船ターミナル前にて。
国際展示場駅に到着。
改札前の一等地、2番のりばを発着します。
国際展示場駅の標柱は、はとバスのものを活用していました。
東京駅行きの行先表示。
フェリーターミナル行きの行先表示。
東京駅と有明地区は、両地域を直接結ぶ鉄道がなく、ぐるっと迂回する形で乗り換えが発生します。この区間を最短距離で結ぶ公共交通機関は都営バスですが、停留所の数は多く、中間停留所の需要もそれなりに存在します。東京ビッグサイトでのイベント開催時には直行バスが運行される事もありますが、日常的に使える性格の路線ではありません。
今回の新路線、鉄道を短絡する存在として、フェリーのアクセスとして、今後どのように成長していくのか楽しみです。理想を書けば、大きな需要を持つ、勝どきや晴海、豊洲にも停車してくれたら便利なのですが、「東京BRT」との兼ね合いもありますし、それは難しいのかもしれません。