「TOKYU E−Liner」 虹ヶ丘営業所→渋谷駅 東急バス
虹ヶ丘営業所 06時05分発
2011年11月1日、「TOKYU E−Liner」運行初日。うっすら明るい早朝の東急バス虹ヶ丘営業所です。この日の神奈川県の日の出は午前6時02分、そのほぼ同時刻に続々と出庫していく路線バスに混じって緑色に塗られたバスが姿を現しました。到着を待っていたバスファン、通勤サラリーマン、東急バス関係者に見守られ停留所に到着します。
6時05分、バスファンやスーツ姿の通勤サラリーマンなど17人の乗客を乗せて発車。「TOKYU E−Liner」の歴史が始まりました。
初便に充当されたのは、「TOKYU E−Liner」運行開始の前に導入された新車H1181号車、東山田営業所の車両です。東山田営業所の車両が虹ヶ丘営業所発の便を担当するのは変な話ですが、恐らく今回の新路線は東山田営業所に所属する深夜急行の車両を早朝にも活用しようという考えがあるのではないでしょうか。車の動きを見ていると、どうやら5本の便を3台のバスでまわしているようです。しかし、導入された車両はこのH1181号車の1台のみ。残りは今まで営業所で早朝寝ていた車両の有効活用という事になります。
行き先表示は「EL2 渋谷駅」、「2」というのは系統番号ではなく2号という意味です。
発車直後の 虹ヶ丘団地ではスーツ姿のサラリーマンが多数乗車して来ました。その数7人。2つ目の停留所にして既に24名の車内となり、この先の乗車数が楽しみになってきました。その後も すすき野団地で2人、すすき野入口で3人、保木で1人と乗車が続きます。美しが丘西を通過すると「イーライナー2号」である事と、「この先も乗車があるので座席はおひとり様1座席でお願い」という内容の車内放送が流れました。
稗原で1人乗車すると、この先は東急バスのエリア外であり川崎市バスしか走らない区間になります。この区間の乗車はあるのでしょうか?直後の清水台では乗車なし。川崎市バスの車庫のある菅生車庫でもバス停に乗客は立っているものの乗車なしでした。今まで東急バスの走っていなかった区間だから認知度も低いし仕方ないよな…そう思いかけた時、最後の乗車停留所、犬蔵で1人の乗車。「おおっ!」思わず心の中で声を上げてしまいました。
結局、この便の乗客は数え間違いがなければ32人。初便狙いのバスファンが10人だと仮定しても22人の乗車という事になり、初日でこの数字は幸先良い出だしなのではないかと思います。
6時35分、川崎インターから東名高速道路に入ります。高速バスによく乗車する人なら定番な「シートベルト装着放送」が流れますが、さすがは初日!予期せぬ放送にぎこちない動きでシートベルトを探して装着する乗客(特にサラリーマン)が目立ちました。
車両は三菱ふそうのニューエアロスター、ワンロマ仕様。リクライニング機能もある座席です。補助席もあります。
車内の様子(特にサラリーマン)をうかがうと、気持ち良さそうに睡眠している人、新聞を読む人、ミニPCのキーボードを打つ人、さまざまな時間の活用をしているようです。「TOKYU E−Liner」沿線の方々が、東急田園都市線の朝ラッシュの準急で都心に向かったならば、どれも車内では大手を振って出来ない事ばかり。これが気持ち良く出来るだけでも「TOKYU E−Liner」に乗車する意味がある訳です。
そういえば、この路線はバスナビあるのかな…?ふと思い立って携帯電話の東急バスサイトを立ち上げてみると、ありました!平日朝に片道5本しかない割にはこういう所はしっかり作っているんですね。
06時58分、首都高速3号線の池尻出口で一般道である国道246号線に降りました。この日は東名高速道路の東京インター手前から首都高速道路の用賀付近にかけて4km10分の渋滞があったので多少遅れていたようです。
最初の降車停留所である池尻大橋駅では降車はなく、全員が渋谷駅までの乗客でした。
そして大勢の東急バス関係者のお出迎えの中、終点の渋谷駅に到着です。
量より質の時代、通勤高速バスを利用する事で朝の通勤時間を自分の為に有効に使う事が出来るようになりました。京成バス系の「マイタウン・ダイレクトバス」、そして今回開通した「TOKYU E−Liner」、近年は通勤高速バスの開設が続いています。このようなバスが開設されるようになったのは、高速道路の普及や様々な改善により昔に比べて所要時間が読みやすくなった事、そして何よりもお金を投資してでも質の高い通勤をしたいと思える人が増えているからではないでしょうか。
<撮影2011年11月>
虹ヶ丘営業所 06時05分発
2011年11月1日、「TOKYU E−Liner」運行初日。うっすら明るい早朝の東急バス虹ヶ丘営業所です。この日の神奈川県の日の出は午前6時02分、そのほぼ同時刻に続々と出庫していく路線バスに混じって緑色に塗られたバスが姿を現しました。到着を待っていたバスファン、通勤サラリーマン、東急バス関係者に見守られ停留所に到着します。
6時05分、バスファンやスーツ姿の通勤サラリーマンなど17人の乗客を乗せて発車。「TOKYU E−Liner」の歴史が始まりました。
初便に充当されたのは、「TOKYU E−Liner」運行開始の前に導入された新車H1181号車、東山田営業所の車両です。東山田営業所の車両が虹ヶ丘営業所発の便を担当するのは変な話ですが、恐らく今回の新路線は東山田営業所に所属する深夜急行の車両を早朝にも活用しようという考えがあるのではないでしょうか。車の動きを見ていると、どうやら5本の便を3台のバスでまわしているようです。しかし、導入された車両はこのH1181号車の1台のみ。残りは今まで営業所で早朝寝ていた車両の有効活用という事になります。
行き先表示は「EL2 渋谷駅」、「2」というのは系統番号ではなく2号という意味です。
発車直後の 虹ヶ丘団地ではスーツ姿のサラリーマンが多数乗車して来ました。その数7人。2つ目の停留所にして既に24名の車内となり、この先の乗車数が楽しみになってきました。その後も すすき野団地で2人、すすき野入口で3人、保木で1人と乗車が続きます。美しが丘西を通過すると「イーライナー2号」である事と、「この先も乗車があるので座席はおひとり様1座席でお願い」という内容の車内放送が流れました。
稗原で1人乗車すると、この先は東急バスのエリア外であり川崎市バスしか走らない区間になります。この区間の乗車はあるのでしょうか?直後の清水台では乗車なし。川崎市バスの車庫のある菅生車庫でもバス停に乗客は立っているものの乗車なしでした。今まで東急バスの走っていなかった区間だから認知度も低いし仕方ないよな…そう思いかけた時、最後の乗車停留所、犬蔵で1人の乗車。「おおっ!」思わず心の中で声を上げてしまいました。
結局、この便の乗客は数え間違いがなければ32人。初便狙いのバスファンが10人だと仮定しても22人の乗車という事になり、初日でこの数字は幸先良い出だしなのではないかと思います。
6時35分、川崎インターから東名高速道路に入ります。高速バスによく乗車する人なら定番な「シートベルト装着放送」が流れますが、さすがは初日!予期せぬ放送にぎこちない動きでシートベルトを探して装着する乗客(特にサラリーマン)が目立ちました。
車両は三菱ふそうのニューエアロスター、ワンロマ仕様。リクライニング機能もある座席です。補助席もあります。
車内の様子(特にサラリーマン)をうかがうと、気持ち良さそうに睡眠している人、新聞を読む人、ミニPCのキーボードを打つ人、さまざまな時間の活用をしているようです。「TOKYU E−Liner」沿線の方々が、東急田園都市線の朝ラッシュの準急で都心に向かったならば、どれも車内では大手を振って出来ない事ばかり。これが気持ち良く出来るだけでも「TOKYU E−Liner」に乗車する意味がある訳です。
そういえば、この路線はバスナビあるのかな…?ふと思い立って携帯電話の東急バスサイトを立ち上げてみると、ありました!平日朝に片道5本しかない割にはこういう所はしっかり作っているんですね。
06時58分、首都高速3号線の池尻出口で一般道である国道246号線に降りました。この日は東名高速道路の東京インター手前から首都高速道路の用賀付近にかけて4km10分の渋滞があったので多少遅れていたようです。
最初の降車停留所である池尻大橋駅では降車はなく、全員が渋谷駅までの乗客でした。
そして大勢の東急バス関係者のお出迎えの中、終点の渋谷駅に到着です。
量より質の時代、通勤高速バスを利用する事で朝の通勤時間を自分の為に有効に使う事が出来るようになりました。京成バス系の「マイタウン・ダイレクトバス」、そして今回開通した「TOKYU E−Liner」、近年は通勤高速バスの開設が続いています。このようなバスが開設されるようになったのは、高速道路の普及や様々な改善により昔に比べて所要時間が読みやすくなった事、そして何よりもお金を投資してでも質の高い通勤をしたいと思える人が増えているからではないでしょうか。
<撮影2011年11月>