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・福島交通の新顔 8109号車 スペースアローA

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福島交通の新顔、日産ディーゼル、スペースアローA、8109号車です。



固定窓、トイレ付き、4列×10列、38席の、いわゆる関越仕様。

福島駅~原町駅前(原ノ町駅)間を結ぶ「(医大経由)南相馬線」で運行しています。

福島230あ8109



まさか、この車両が福島交通の相馬営業所に嫁入りするとは思いませんでした。

西武バス時代の車号は1989号車。唯一のスペースアローAとして、池袋~新潟線や長野線等で活躍。その後、西武観光バスに移籍して「ライオンズエクスプレス」で福岡へ行ったり、「プリンスエクスプレス箱根芦ノ湖」で箱根に行ったりと、注目を浴びる機会が多かった車両です。



その後、ボディデザインは「レオカラー」から「レジェンドブルー」に更新され、西武バスに復帰。最後は西武観光バスの軽井沢営業所に在籍していました。



今回、乗車してみましたが、福島交通に移籍後も、車内には大きく手を加えていない模様で、最後尾の「乗務員用仮眠室」も残っていました。



座席には、個人用肘掛、フットレスト、レッグレストが装備され、シートピッチも広く、4列シートの最上級と言えます。

関越仕様がそのまま福島交通に移籍しました。



この福島駅~原町駅前間を結ぶ「南相馬線」は、一般路線の扱いです。(※福島方はクローズドドアシステム)車両には、整理券発行機や運賃機が取り付けられていました。

中通り~浜通り間を約2時間かけて、ひたすら下道を走ります。



東日本大震災の爪痕は、場所によって残っていました。

表示の消された道路案内板。

右折する国道399号線はいわき市へ抜けられる道路ですが、途中に「帰還困難区域」が存在するため、現在も通行出来ない区間があります。

この周辺も「居住制限区域」に指定されていましたが、現在は解除されました。数々のバス停留所も復活しています。

参考
2013年9月乗車 東北アクセス 南相馬~福島駅西口線
2015年2月乗車 福島交通 福島・川俣~南相馬~鹿島線



さて、毎日6往復が走る「南相馬線」は、車種の多さも魅力です。

関越仕様スペースアローA、トイレ付きエアロバス、エアロスター等を見かけました。



沿道には、新しい道の駅が開業していたりして、震災からの復興の動きが実感できました。



そしてバスは、南相馬市へ。

この路線の運賃は上限1100円のため、それ以上は上がりません。終点が近くなると、運賃表示器の画面は1100円ばかりになります。



そして終点の原町駅前に到着。

バスは回送になり、車庫へと向かうのでした。



原町では、軽くコーヒータイム♪



折り返しの福島駅行きは、元京王のエアロバスが来ました。(503××号車)
 
往路で関越仕様に長時間乗車したせいか、やたら座席が並んでいるように感じてしまいました。(この仕様が普通です)
 

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