現在、建物の解体工事が進む、晴海客船ターミナル(中央区)です。
晴海埠頭の象徴的な建造物だった客船ターミナルが、重機で解体されています。
ここは、比較的最近まで、船のターミナルであると共に、写真愛好家らが集まる撮影の名所でした。
建物だったり、船だったり、景色だったり、コスプレ撮影だったり。また、特撮やドラマのロケ地でもありました。
ロケーションが素晴らしいのに(催しでもなければ)本当に人が少ない場所なので、広々と自由に使えました。
そういった先入観があるからかもしれませんが、解体中の姿も、なんだか絵になるように感じます。
解体工程の都合なのか、今も奥の大きなガラス窓は残されており、それがまるで舞台のセットのようにも見えてきます。
何故か、心惹かれる光景。
思わず、背景のレインボーブリッジに、バスが通るのを待って撮影してしまいました。
バスのりばに、最近転属してきた、スカニアのフルフラットバスが入ってきました。
フルフラットバスと、客船ターミナルとの絡みは、初めてでしょうか。もしかしたら、晴海で開催していた「バスの日イベント」の展示で来た事があったかもしれない。そう思って調べてみましたが、フルフラットバスが導入された以降の「バスの日イベント」は、豊洲で行われていました。よって、晴海埠頭では、おそらく初めて。
フルフラットバスの転属が、あと半年早ければ、解体が始まる前の客船ターミナルで撮影が出来たかもしれません。
解体工事は現在進行形で進んでいるので、客船ターミナルの姿、形は日々変化します。一期一会です。
私が次に、ここを訪れた時には、どんな姿になっているのでしょうか。
<撮影2023年5月>